
園芸学部は「食と緑」の総合学府として、自然科学
のみならず、社会科学・人文科学をも含む文理融合的
なアプローチにより、学際的、国際的に幅広い視野か
ら教育・研究を行っています。
近年、「食と緑」を巡る情勢は、国内的・国際的に
大きく変化しています。「食」については遺伝子組み
替えから生産、加工、流通に至る広範な領
域に渡って安全性確保と国際協調への対応が迫られて
います、「緑」については快適な生活環境の創造におけ
る自然環境との調和やエネルギー負荷の軽減など、
様々な学際的課題が山積しています。本学部は、国立
大学法人唯一の園芸学部として100 年の歴史と伝
統を持ち、「食と緑」に関わる多くの業績と知的資源
を蓄積しています。そして、理学、工学はもとより一
般的な農学とも異なるユニークな学部として、園芸と造園に関する伝統的領域に加え、
生命科学、環境科学へと領域を拡げ、人々
の健康や生活空間の科学まで包含する幅広い分野につ
いて地域社会・国際社会のニーズに的確に応えていま
す。
入試区分としては、園芸学部がこれまでに培ってき
た特徴ある領域と、受験生が自らの適合領域を適切に
選択できるようにするため、園芸学科、応用生命化学
科、緑地環境学科、食料資源経済学科の4 学科を設け
ています。また、それぞれの学科に計8 つの教育プロ
グラムを設置することで、園芸学部の特色を踏まえつ
つ大学院との連携も視野に入れた教育体制を構築して
います。なお、1 年次は西千葉キャンパス、2 年次以
降は松戸キャンパスで学びます。

園芸学部は100 年の歴史と園芸領域の輝かしい実績を有し、常に発展するわが国有数の実践的学問の拠点です。自然環境や生物 資源の価値を理解し、研究の成果を社会に還元できる創造的人材の育成を大きな柱としています。このため、食、緑、自然環境、 バイオテクノロジー、生活、流通などに関連する領域で新しい発見と創造にチャレンジする意欲的な人を求めています。
「食と緑のエキスパート」の育成
園芸学研究科では食料の安定的供給、環境やエネルギー問題を解決できるリーダーや専門家を育てることを目的とした「環境園芸学エキスパートプログラム」を進めています。 博士前期課程では一つの専門性を軸に、社会人としての基盤能力と専門知識の実践力、応用力、柔軟性の開発に主眼をおいています。そのため専門分野の講義と連結した演習・実習、科学者や企業人としての倫理、ビジネス、社会体験、国際人になるための教育に力を注いでいます。 博士後期課程ではこれらの能力に加え、異なった複数の専門分野において研究・プロジェクトを実施し、複数の専門性を確立することとプロジェクトの立案・運営能力の開発に重点を置いています。必要とされる履修が修了すると、「食と緑のエキスパート」または「食と緑のマルチエキスパート」として認定されます。