高校2年生から大学へ進んで、研究者・エンジニアをめざそう
千葉大学、園芸学部(全学科)・理学部(生物学科)・工学部(メディカルシステム工学科、ナノサイエンス学科)では、スーパー サイエンスハイスクール(SSH)活動や課外活動による研究で成果をあげた「理数大好き」高校3年生と高校卒業1年後までの 方を対象として、個性ある才能を育てるための新しい特別カリキュラムを設置しました。本カリキュラムでは、1年次から 高度な専門基礎教育を履修し、早い時期からチューター制度による行き届いた個人指導を受けながら、研究活動を開始でき ます。
独自の入試
本プロジェクトでは、独自の入試を平成21年度から実施しています。この入試では、個別試験(千葉大学が行う試験)に代えて、SSH活動などで行った理数の優れた研究を審査します(右図)。千葉大学が主催する「高校生理科研究発表会」や各種科学賞での受賞はもとより、研究成果そのものが高く評価されます。詳しくは、学科ごとに用意されている理数大好き学生選抜「学生募集要項」をご覧ください。
“特別な”授業
特別カリキュラムには、少人数で行う実験、野外実習、他大学訪問、学会参加が盛り込まれています。学科により多少の違いはありますが、1年次から研究の基礎-観察・実験手法、データ解析などを学びます。次いで、セミナー、研究と進み、自力で研究できる能力を養います。また、学習・研究のための自習室が研究室の近くに設けられています。これらは、すべて正規の授業で、追加の授業料は要りません。
成果発表会
年度末には、特別カリキュラムに基づき実施した 実験・演習および研究の成果発表会を3学部(園芸・理学・工学) 合同で行います。平成20年度の発表会では、口頭7題、ポスター 19題の研究報告がありました。発表の形式は、学会と同じです。 1年間の成果をまとめるこの機会を、私たちは研究者としての 第一歩と位置づけています。また、他学部の学生による異分野 の研究に触れることで刺激を受け、新たな発想の原動力が得ら れます。
学会発表
研究成果を発信する場の一つに学会があります。学会 での研究発表は大学院進学以降に経験することが多いのですが、 本プロジェクト参加学生は一般の学生よりも2年間早く研究活動 を開始しているため、その時期も早まります。平成20年度は、2 年次学生2名が学会発表を行いました。学会で発表するためには、 明瞭なプレゼンテーション能力と高度な内容の質問に的確に答え られるコミュニケーション能力が必要です。難しいことのように 感じますが、学生が持つ「やる気」を担当教員が徹底的にフォロー するので、研究手法だけでなく、研究成果をまとめて伝える力が 身に付きます。