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令和2年(2020年)新年の学長挨拶

掲載日:2020/01/06

年頭の挨拶

 新年あけましておめでとうございます。元号が令和に変わって初めて迎えた新年ですが、皆様も良いお年を迎えられたことと思います。新年にあたり抱負と目標を述べて挨拶といたします。

 本年は、東京オリンピック・パラリンピックの開催年となり、首都圏にある本学としては例年とは異なる学事暦のもとに、東京オリンピック・パラリンピックの成功に向けて最大限の支援をしていこうと思っていますので、よろしくお願い致します。

 東京オリンピックというと前回1964年の大会のことが思い出されます。当時私は高校生でしたが、日本中がオリンピック一色だったように覚えています。10月10日の開会式に間に合わせるように東海道新幹線や首都高速道路などが次々と作られていきました。日本中が一丸となって、戦後復興の姿を世界に示そうと頑張っていたように思います。また、当時は米国でも国を挙げてアポロ計画に邁進していました。当時の東京オリンピックもアポロ計画も、それぞれの国が目先の利益を度外視して長期的展望の基に国の威信をかけて取り組んでいたように思います。そして、これらの取組みが大成功の内に終了したことが国民の自信となり、その後の両国の大きな発展につながったと思います。

 年の初めに当たってこの様なことを考えたのも、千葉大学は本年の4月から学部・大学院の全新入生に対して海外留学を必修化したENGINEプランを実施することにしているからです。このENGINEプランは創立70周年を迎えた千葉大学が全ての部局を巻き込んで行う初めてのグローバル人材育成に向けた教育プランです。実施に当たっては予想外の事態や様々な問題が起きることでしょう。そのような事態に対して教職員が一丸となって、学生の成長を第一に考えて一つ一つ克服していくところに、明日の千葉大学が創られていくと信じています。ワンチームとして頑張っていこうと思いますので、よろしくお願い致します。

 その他に大きく期待していることが二つあります。一つは、昨年度に採択となった卓越大学院プログラムです。臨床人文学教育プログラムは、社会的にも注目を集めているプログラムで、豊富な人文知を持つ実践的な博士人材を育成しようとするものです。さらに革新医療創生卓越大学院プログラムでは、融合理工学府などの修士課程と医学薬学府の博士課程という異なる大学院を繋ぐ6年一貫の教育課程により、海外で言うダブル・メジャー相当の博士人材を育成しようとするものです。この二つの卓越大学院プログラムにより育成される新しい博士人材が、グローバル社会で大活躍する日の来ることを強く期待しています。

 二つ目は、昨年度の内閣府イノベーション創出環境強化事業に選定された取組みで、イノベーション・マネージメント・オフィス(IMO)を設置して企業等との連携を強化したり、応用研究成果の社会実装を加速させるというものです。そのためIMOでは、TLO機能とともに、研究IRを行うURA、プレアワード業務やポストアワード業務等を担うURAや事務系職員が、アンダー・ワンルーフで支援活動を行います。このIMOが機能を発揮して経営力が強化されることを期待します。

 このような経営力の強化に向けた取組みや国際共同研究・共同教育の推進には、財務基盤の更なる強化とともに国立大学としての規制の緩和が必須であることから、千葉大学は次の第4期中期目標期間中に国立大学法人から規制緩和を受けやすい指定国立大学法人への移行を目指したいと思います。

 以上、新年にあたり経営力強化や人材育成に向けた改革に関する抱負と目標を述べさせていただきました。この様な改革が千葉大学のブランド力の向上に繋がるように、皆様と共に頑張っていきたいと思いますので、本年もよろしくお願い申し上げます。

令和2年1月6日
千葉大学長 徳久剛史