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細胞の中で自発的に内封物を放出するナノカプセルを開発~mRNAを用いた遺伝子治療の実現を加速~

掲載日:2020/06/24

 千葉大学大学院薬学研究院 田中浩揮 特任助教と秋田英万 教授を中心とする共同研究チームは、日油株式会社と共同で、細胞の中に取り込まれたあと自らを分解する反応(自己分解反応)を起こす新素材(ssPalmO-Phe)を開発しました。
 本素材は脂質ナノカプセルを形成し、細胞内の環境に応じて内封した薬物を効率的に送達することが可能になります。
 様々な薬物を疾患の標的細胞まで届けるDrug Delivery System(DDS)での応用が期待され、特に、核酸を基盤とする遺伝子治療や個別化医療の実現を大幅に加速すると期待されます。
 この成果は「Advanced Functional Materials」にて2020年6月23日に公開されました。

図1改.png a)本研究で開発した素材(ssPalmO-Phe)の化学式(上)、電子顕微鏡像及び分子シミュレーションにより計算された粒子モデル(下)。
b)本素材からなる脂質ナノカプセルは、細胞内の環境においてのみ自己分解して内封分子を放出する。

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