学部・大学院
Academics

園芸学部

園芸学部Faculty of Horticulture

学部の概要

食と緑の総合学府

園芸学部は「食と緑」の総合学府として、自然科学のみならず、社会科学・人文科学をも含む文理融合的なアプローチにより、学際的、国際的に幅広い視野から教育・研究を行っています。

近年、「食と緑」を巡る情勢は、国内的・国際的に大きく変化しています。「食」については遺伝子組み換えから生産、加工、流通に至る広範な領域に渡って安全性確保と国際協調への対応が迫られています。「緑」については快適な生活環境の創造における自然環境との調和やエネルギー負荷の軽減など、様々な学際的課題が山積しています。本学部は、国立大学法人唯一の園芸学部として100 年の歴史と伝統を持ち、「食と緑」に関わる多くの業績と知的資源を蓄積しています。そして、理学、工学はもとより一般的な農学とも異なるユニークな学部として、園芸と造園に関する伝統的領域に加え、生命科学、環境科学へと領域を拡げ、人々の健康や生活空間の科学まで包含する幅広い分野について地域社会・国際社会のニーズに的確に応えています。

入試区分としては、園芸学部がこれまでに培ってきた特徴ある領域と、受験生が自らの適合領域を適切に選択できるようにするため、園芸学科、応用生命化学科、緑地環境学科、食料資源経済学科の4 学科を設けています。また、それぞれの学科に計7つの教育プログラムを設置することで、園芸学部の特色を踏まえつつ大学院との連携も視野に入れた教育体制を構築しています。なお、1 年次は西千葉キャンパス、2 年次以降は松戸キャンパスで学びます。

学 科 園芸学科、応用生命化学科、緑地環境学科、食料資源経済学科
所 在 松戸キャンパス 松戸市松戸648
URL http://www.h.chiba-u.jp/

園芸学科

栽培・育種学プログラム

従来の伝統的な園芸作物のみならず薬草や機能性植物を含む広義の園芸植物生産における栽培・管理に関する最先端の知識と技術及びその基礎となる品種改良や遺伝子操作技術について学びます。また、それらの知識に基づいて社会的ニーズに合った育種プログラムや環境調和型施設栽培技術の開発に関連する教育・研究を行っています。当プログラムは、栽培学分野及び育種学分野で構成されます。

生物生産環境学プログラム

生物の生産に関わる物理環境、生物環境、化学環境についての体系的な理論を中心に、それらの構成要素や生物生産環境の創生・管理に応用できる知識を幅広く学びます。またそれらの知識を基礎にして、生産環境の基盤となる気象、土壌、施設・フィールドや、そこで生産、使用される物質の挙動・循環、栽培される植物の生理生態・病理や利用法、生息する昆虫・微生物などについて教育・研究を行っています。当プログラムは、物理環境分野、生物環境分野及び化学環境分野で構成されています。

応用生命化学科

応用生命化学プログラム

微生物、植物、動物を用いた生物資源の有効活用を目的に、生物の機能、細胞構成物質、代謝生産物等の性質について総合的に学びます。またそれらの知識に基づいて、生化学・分子生物学的手法や、関連する遺伝子、細胞内外の酵素等 機能性タンパク質、機能性糖質、機能性脂質等の基礎学理と応用技術理論の究明に向けての教育・研究を行っています。

これにより、食料問題、資源問題、環境問題など現在人類が直面している諸問題を解決できる人材の育成を目指しています。

当プログラムは生命分子化学分野及び生物資源化学分野で構成されています。

緑地環境学科

環境造園学プログラム

緑地環境分野における自然科学的側面と文化芸術的な側面を統合する空間形成及び管理の技術と理論を中心に学びます。またそれらの知識を基礎にして、造園空間の設計、風景の保護、都市や地域の再生、循環型社会の構築に向けて、自然と共生する生活環境を安全かつ美しく構成・管理できる理論と技術に関わる教育・研究を行っています。当プログラムは、環境造園計画学分野、環境造園デザイン学分野及び環境造園管理学分野で構成されています。

緑地科学プログラム

緑地分野の自然科学的側面、すなわち緑地環境システムやそのモデル化、緑地形成に関する工学的技術及び緑地の造成と管理に関する相互補完的な大系を総合的に学びます。またそれらの知識をさらに展開させるため、生物学と地学に関するフィールドワークを基礎にした教育・研究を行っています。当プログラムは、緑地環境システム学分野及び緑地環境資源学分野で構成されています。

環境健康学プログラム

病気や障害に対するケアだけではなく健常者も対象としたQOL の向上やストレス緩和、精神的な安らぎ、人と環境のより良い関係等の福祉や健康に関して、緑地や園芸、医学、薬学、福祉、教育等の観点から総合的に学びます。またそれらの知識に基づいて、園芸療法やアロマセラピー等の植物の療法的・福祉的利用や医療福祉施設の緑化、薬用資源植物、植物・環境文化、環境教育、農・環境関連分野の教育と普及等についての教育・研究を行っています。

食料資源経済学科

食料資源経済学プログラム

農学と社会科学の視点から、生産・流通・消費にわたるフードシステム全体を的確に理解し評価できる人材、及び、環境・農業・地域・開発に関する施策やプロジェクトの立案と評価ができる実践的な問題解決能力を持った人材の育成を目標としています。

具体的には、経済学・経営学を中心とした社会科学的な分析枠組と視点、企業・団体の経営戦略や組織運営に関する理論・学説・分析手法を修得します。また、栽培・加工を中心とした隣接分野の基礎知識を学んだ上で、食料および農村・地域社会に関わる組織の運営に貢献しうるマネジメント能力と、フードシステム全体を的確に評価できる分析能力を育みます。さらに、経済学と統計学を中心とした文理融合的な教育体系を提供することによって農村資源と環境に関する社会科学的な教育を行い、経済学の基礎理論の修得、生物学・生態学に関わる基礎知識の修得、計量的分析手法の修得、社会科学的思考に基づいたプレゼンテーション能力を身につけことができます。

なお、当プログラムはフードシステム学分野及び資源環境経済学分野で構成されています。