学部・大学院
Academics

理学部

学部の概要

新しい発想と探究心を友とし、自然界の未知なる分野を拓こう

自然科学の根底をなす基礎科学の重要性はますますの高まりを見せています。そんな基礎科学を担う理学部には5つの学科があり、宇宙・地球・生命・分子・原子・原子核・素粒子および数学・情報数理学に関する活発な研究と教育活動を実践しています。「私たちがまだ知らない自然界の不思議」を見つけ出し、真理を解き明かす能力を備えた人材の育成を目指しています。

学 科 数学・情報数理学科、物理学科、化学科、生物学科、地球科学科
所 在 西千葉キャンパス 千葉市稲毛区弥生町1-33
URL http://www.s.chiba-u.ac.jp/

数学・情報数理学科

世界三大数学者の一人ガウスは、「数学は科学の中の女王である」と言っています。この言葉には、数学がすべての自然科学に理論的根拠と探求手段を与えるものとして君臨していること、そして数学はそれ自身日々進化を続ける広大な宇宙であること、の二つの意味があります。私たちは数学がこの両面をもち、さらに今日情報科学と連続した分野を形成しつつある点を考慮し、数学コース(約8割)と情報数理学コース(約2割)を合わせた複合学科としています。

1、2年次の基礎科目は共通に学習し、3年次にそれぞれ専門のコースに分れ、最終年次には数人ずつのグループに分れ、各研究室で特色あるテーマについて卒業研究を行います。また、毎年テーマを変えた集中講義を開講したり、最新のソフトウェアが導入されたワークステーションを研究及び演習に供用するなど、一貫した体系的カリキュラムを設定し、どちらのコースを主専攻としても興味をもって勉学できるようにしています。

数学・情報数理学科、それは未知と真理に遭遇する場です。

物理学科

物理学は、自然界にある多彩な物質に宿る普遍的な構造をあきらかにしようとする学問です。その対象は、素粒子、原子核、固体・液体などの凝縮系、星、銀河、宇宙というように、ミクロの世界からマクロの世界、さらには宇宙の存在そのものに渡っています。

物理学科に入学した学生は、まず力学、電磁気学、物理数学等の最も基礎的な科目の修得から始め、演習・実験を並行させながら、量子力学、統計物理学、相対論等の現代物理学の基礎となる科目を勉強します。さらに、物性物理学、原子核物理学、素粒子物理学、宇宙物理学などの先端的な専門科目を、各自の興味に応じて修得します。当学科は少人数教育によって教育が行われる点に特徴があり、最終年次には数人ずつのグループに分かれ各教員の研究室に入り、第一線の研究に密着した教育を受けることができます。

卒業後は、8割以上の学生が、より高度な知識の修得を目指し本学の理学研究科をはじめとする大学院に進学しています。一方就職先としては、現代のハイテク社会の基盤を担う人材として、製造業や情報産業に入り、また柔軟な問題解決能力が高く評価され、社会の広範囲な分野で活躍しています。

化学科

化学は自然界を構成している物質の変化、性質、構造に関する学問です。現代化学が対象とする学問領域は、物理学に近い分野から生物学に近い分野に至るまで拡大しており、奥深い自然の真実を一つ一つ明らかにしつつあります。このように、化学は将来、人類が解決しなければならないエネルギー、リサイクル、環境、生命倫理等の諸問題に対して、重要な役割を果たすと期待されます。

本学科では、我々を取り囲む多様な物質の性質を幅広くかつ分子レベルから理解し、広い視野をもって自然の全体像を把握し、諸問題に応用できる力を身につけた、創造力豊かな人材を育成することを目指しています。この目的を達成するために、基盤物質化学と機能物質化学の2教育研究領域が設けられており、2領域の連携のもとに、目覚ましく進展する化学における教育と研究を推進しています。4年次には各教員の研究室に所属し、学問の最前線へ触れるべく卒業研究を行います。

卒業後は、大部分の人が大学院に進学します。一方、就職先は、製造業、製薬業や情報に関連した企業など、いろいろな業種に渡っています。

生物学科

生物学は生命現象を分子・細胞・個体さらには集団のレベルに至る様々な視点でとらえようとする科学です。生命現象には種を越えて普遍的に共通なものもあれば、種に固有なものもあり、研究対象・研究方法は様々です。実際、極微量の生体分子どうしの反応を調べる研究もあれば、野外を歩き回り調査や測定をする研究もあります。

本生物学科には、発生・細胞・遺伝子・生理をキーワードとする「分子細胞生物学」と、生態・進化・系統をキーワードとする「多様性生物学」の2つの教育研究領域があります。生物学の基礎分野から先端分野にわたって高い評価を受ける様々な研究が行われ、その研究成果を生かした教育が行われています。また、海洋バイオシステム研究センターとも密接に連携しながら、質の高い幅広い教育の場を提供しています。1年次には、基礎的な内容の講義と少人数セミナーが、2・3年次には、より高度な内容の講義が行われます。また講義と並行して行われる実験で、実際に自分の手足を動かして生物学の基本的な手技手法を体得します。4年次には、いずれかの研究室に所属し、1年間にわたって密度の濃い卒業研究を行います。卒業後は大学院に進む者、民間会社(製薬、食品、情報、出版)や官庁に就職する者、教育に携わる者などがいます。

地球科学科

地球は46億年の歴史を持ちながら、今なお活発に活動し続けています。これらの現象は人類に多大な恵みをもたらしてきたと同時に、一方で大きな災害を引き起こす原因になっています。今では、人類の活発な活動の結果、自然破壊が大きな問題になっています。この地球の生い立ちから未来について、いろいろな観点と手法で研究しているのが地球科学です。地球科学科では地球表層の諸現象と地球内部の諸現象に関する教育、研究活動を行っています。すなわち、地形形成、自然災害、氷河作用、侵食・堆積作用、生物進化などの地球表層部における諸現象の解析や地球内部における鉱物や岩石などの状態変化・化学的分化、さまざまな規模の物質移動、地殻の構造形成などのダイナミックな運動像の解明を行っています。地球についてもっと知りたい、自分の手で何か新しいことを明らかにしたい、という意欲に溢れ、野外調査や船上観測もいとわない活力ある人を歓迎します。なお、本学科には天文の分野はありません。

4年次にはそれぞれ専門の教員の指導を受けて、特定の研究課題について1年間の卒業研究を行います。卒業後の進路は、大学院進学が5~6割、就職が4~5割です。主な就職先は、民間会社(地球科学関連、情報関係)や官公庁となっています。