はじめに国際規格の取得独自の仕組み「千葉大学方式」環境・エネルギーマネジメントシステム運用組織環境 ISO 学生委員会による EMS 運用の仕組み西千葉地区環境 ISO 実行委員会約 30 部局約 240 ユニット環境管理責任者環境 ISO 企画委員会環境管理責任者・キャンパス責任者・学生委員長・他亥鼻地区環境 ISO 実行委員会約 10 部局約 120 ユニット西千葉・亥鼻地区学生委員会環境 ISO 事務局環境 ISO 学生委員会省エネリーダー会議各学部・各研究科・センターなど千葉大学では、2003 年から学生主体による環境マネジメントシステムの実施に取り組んでいます。環境 ISO 企画委員会環境 ISO 企画委員会EMS の運営に関する重要事項や各種企画について、毎月審査・検討を行う伝達と意見交換の場環境 ISO 実行委員会各部局に対して、依頼事項・報告事項などを行う意見交換の場省エネリーダー会議各部局の取り組みや省エネに関する情報交換の場環境 ISO 事務局法規制遵守の各種手続きや学内外からの学生委員会のサポートを行う部局とユニット部局は事務局、学部、大学院、センター、構内事業者などのこと。大きな部局はさらに研究室 ( 実験系 ) や学部・学科 ( 非実験系 ) のユニットに分けられ、大学全体で 40 以上の部局と 400 以上のユニットがある。提案・質問の受付、学内各部局との調整、 千葉大学は 2003 年に環境マネジメントシステム(EMS)の構築を始め、2005 年1月に国際規格 ISO14001 の認証を取得しました。2013 年には全国の大学で初めてエネルギーマネジメントシステムの国際規格 ISO50001 も取得しました。エネルギーマネジメントが有効に定着したため、2019 年 12 月から ISO50001 のみ自己宣言となりましたが、その後も継続して国際規格に則った環境マネジメントシステム及びエネルギーマネジメントシステム(EMS)を運用しています。 千葉大学では当初から「環境 ISO 学生委員会」を組織して大学の EMS 組織内に位置付け、所属する学生が EMS の運用に必要な中核業務を行っています。また、教職員と協力して学内において様々な省エネ・省資源活動、環境意識啓発の取り組みを行っているほか、NPO 法人格を取得して学外での活動も積極的に行っています。さらに、学生委員会の活動に単位と資格を与える制度があります。こうした仕組みを「千葉大学方式」と呼んでいます。EMS の構成員は、教職員(非常勤講師を除く)、構内事業者、環境 ISO 学生委員会の学生などから成り立っています。また、それ以外の学生・院生や非常勤講師、児童・生徒などは準構成員となっており、大学に属する全ての学生・教職員が EMS に関わっています。 千葉大学は EMS 運用を実務教育の一環と捉え、当初から学生主体での EMS 運用を実践してきました。環境 ISO 学生委員会は 2003 年に大学の一組織として発足し、20 年以上にわたり、大学全体の EMS 構築・運用と地域社会での環境や SDGs に関する活動を行っています。学生委員会は「西千葉・亥鼻地区」、「松戸・柏の葉地区」の2地区合わせて約 250 名が在籍しており、様々な活動を展開しています。9内部監査委員会内部監査責任者内部監査委員( 教職員・学生 )最高経営層 ( 学長・理事 )松戸・柏の葉地区環境 ISO 実行委員会2 部局約 70 ユニット環境 ISO 学生委員会の HP はこちら千葉大学の環境マネジメントシステム(EMS)の運用
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