サステナビリティに関する教育・研究※2コラム 環境関連科目の紹介「環境教育学概論」( 大学院園芸学研究科 ) 担当教員 : 三島孔明 准教授12の開講本館の書架の様子環境関連科目の一覧はこちら千葉大学では環境目的として学内における環境教育・研究を推進させることを掲げています。その中で、環境に関連する科目や書籍を充実させる取り組みを行っています。 学部・大学院別の開講科目数は下記の通りです。( )は前年度の数。学部普遍教育国際教養学部文学部法政経学部教育学部理学部工学部園芸学部医学部薬学部看護学部計 439 (446)78 (69)8 (11)10 (14)20 (20)23 (28)27 (26)56 (61)204 (204)2 (2)9 (8)2 (3)専門法務研究科大学院人文公共学府教育学研究科融合理工学府園芸学研究科医学薬学府看護学研究科計 179(192)10 (13)5 (5)45 (44)105 (116)12 (12)1 (1)1 (1)※1 環境関連科目:「大気・水質・土地・天然資源・植物・動物・人およびそれらの相互関係を含む、組織の活動を取り巻くものであり、組織内の者から地球規模の生態系にまで及ぶ」という定義に関連した科目。※2 普遍教育:英語・情報リテラシー・教養展開科目など、国際化・情報化した現代社会に必要な基礎的で共通な技能と知識を習得する科目。 千葉大学では、文系・理系を問わず多様な学部・大学院・センターを有する総合大学の強みを活かし、年間を通じて多様な環境教育を展開しています。2024 年度に開講された環境関連科目は合計 618 科目で、前年度の 638 科目からやや減少しましたが、これは教員の定年退職に伴い一部科目が閉講となったことによるものです。本科目では環境教育の目的や意義、そしてその成り立ちについて学ぶとともに、農業や自然環境に関わる環境教育の実践例を通じて理解を深めます。また、環境コミュニケーションや科学コミュニケーションの実際の取り組みにも触れ、環境教育に関する多様な研究事例についても講義や体験、見学を通して総合的に学習します。 千葉大学附属図書館では、環境に関する書籍を充実させることが環境教育・環境研究を促進させるための大切な取り組みの一つと位置づけ、学生の希望も聞きながら環境関連書籍の増加に努めています。2025 年度4月時点で、西千葉の本館に 4,535(前年度 4,548)冊、松戸分館に 799(794)冊、玄鼻分館に 244(243)冊が所蔵され、合計 5,578 冊となりました。汚損や重複、内容が古くなった資料を除籍したため、前年度の 5,585 冊より若干減少したものの、環境 ISO 学生委員会の提案で新たに 54 冊入荷し、内容の更新を図ることができました。学部・大学院における環境関連科目※1附属図書館の環境関連書籍学部・大学院・附属学校での環境教育
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