サステナビリティに関する教育・研究附属幼稚園における取り組み附属小学校における取り組み附属中学校における取り組み附属特別支援学校における取り組み教育学部附属学校での環境教育・環境活動SDGs と持続可能性について学ぶタイ留学プログラム現地学生との集合写真参加した千葉大生。蛭田さんは右の象の上の後ろ編集担当:北澤結衣(法政経学部3年)、大野慧(教育学部2年)、松井惺大(法政経学部2年)、佐藤朋(教育学部2年)、蛭田愛海(法政経学部3年)もったいない箱古紙回収ボックス参加学生の感想蛭田愛海さん(法政経学部 3 年) 大気汚染に関する知識を深め、英語でのコミュニケーション力も向上しました。PM2.5 の深刻さや AQI という指標、マスクの効果を学び、現地の対策を知ることができました。また、水素発電地域を訪れ、CO₂を排出しない発電の仕組みを学び、再生可能エネルギーの可能性を実感することができました。さらに、フィールドトリップでは焼畑で失われた森林をカカオ栽培で再生し、殻を肥料にする循環型農業について学び、SDGs への理解を深めることができました。 附属幼稚園では、幼稚園児が毎日過ごして遊ぶ中で、節約やリサイクルに関心をもち、自分なりに取り組んでいけるような環境を用意しています。まだ使える素材を「もったいない箱」に入れたり、「リサイクルボックス」に分別したりすることが習慣になるように心がけています。 附属小学校の環境 ISO 校内美化委員会には、5年生と6年生の計 18 名が所属しており、校内の環境改善や環境への意識向上に向けた取り組みを行っています。2024 年度は節電・節水企画を実施しました。環境への意識啓発を目的として、委員会に所属している児童が蛇口の見回りをしたり、朝の会に低学年へ呼びかけを行ったりしました。その後、児童の環境意識が広がり、古紙回収の積極的な呼びかけやポスター作成へとつながりました。 附属中学校には整備環境 ISO 委員会があり、各クラスから5名が所属し、企画・運営を生徒主体で行っています。2024 年度は、生活環境に関するアンケートの実施、グリーンカーテンや鉢花の育成、資源回収などの活動をしました。また、エアコンや照明などの使用において、省エネに関わる呼びかけも行いました。今後の活動では、古着や古書の回収にも取り組む予定です。委員会の生徒が環境に配慮した工夫や活動をするだけでなく、積極的に情報を発信し、周囲の理解と協力を促すことで、全生徒が環境意識を持てるよう取り組んでいます。 附属特別支援学校は、知的発達に障がいのある児童生徒を対象とした学校です。小学部高学年・中学部・高等部では、役員会を中心に4つの委員会に分かれて、さまざまな活動を行っています。その中でも環境に関係する活動として、「美化委員会」では、流し台の石けん補充やトイレ等の清掃、グラウンドの落ち葉集めなどを行い、自分たちで校内の環境を整備しています。「リサイクル委員会」では、ペットボトルやアルミ缶の収集、空き缶潰しの活動を行っています。潰した缶は、業者へ売却し、売上金は日本赤十字社に寄付しています。 普遍教育科目「Global+」と環境 ISO 学生委員会が連携して、2025 年3月 16 日から3月 30 日までの2週間にわたって、SDGs に関する優れた取り組みを行っている海外協定校の1つであるタイ・チェンマイ大学にて、海外留学プログラムを実施しました。環境ISO 学生委員会に所属する学部の1・2年生の9名が渡航し、講義とフィールドワークを通して、チェンマイ大学やタイでの環境に対する取り組みについて学びました。13
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