環境的側面によるサステナブルな取り組み 環境 ISO 学生委員会では、株式会社アサヒユウアスと協働し、ペットボトルキャップの回収促進やリサイクル製品化を進める「みんなでキャップアップサイクル企画」を行っています。一般的にペットボトル本体に比べてキャップの回収率は低く、その改善に向けて学内にキャップ回収 BOX を設置し、POP による啓発を行いました。また、2024年度は回収したキャップの一部を再資源化したマテリアルを用いて、オリジナルデザインのボールペンを製作・販売しました。デザインは学生コンペで募集し、学内に広くリサイクル意識の浸透を図りました。さらに、2025 年2月に行われた「Chiba Winter Fes」(詳細 p.31)にて、粉砕したキャップを素材にカラビナを成型する、体験型のワークショップを行いました。 環境 ISO 学生委員会では、新入生への入学祝いと環境意識向上を目的に、2018 年度から毎年入学式で環境にやさしい素材を用いたオリジナルグッズを配布しています。これまでに、間伐材を活用したしおりや紙製クリアファイルなどを配布してきました。2024 年度は再生不織布で作られたエコバッグを作成し、2025 年度の入学式で学部新入生 2500 名にプレゼントしました。エコバッグのデザインは千葉大生から公募し、環境や自然を連想させるような図柄を採用しています。 環境 ISO 学生委員会では、構内の放置自転車問題の解消と資源の有効活用を目的に、自転車回収譲渡イベントを実施しています。毎年2〜3月に卒業する学生などから不要となった自転車を無料で回収し、専門業者による点検・修理を経て、4月に新入生や留学生などに修理費程度の価格で提供しています。2024 年度は西千葉キャンパスで 14台を回収し、1台あたり 5,500 円で譲渡しました。申込者は 277 名に上り、ニーズの高さが確認できました。 環境 ISO 学生委員会では、資源の有効活用及び環境負荷削減のため、キャンパス内の落ち葉や生協食堂からの生ゴミを乾燥させたものを利用して、「けやきの子」と名付けた堆肥を作製しています。堆肥化にあたっては、地元の NPO 法人環境ネットの協力を得て、勉強会や検討会議を通じて知識と技術の習得を進め、竹ピットの更新も共同で行いました。完成した「けやきの子」は地域住民向けに毎年販売しており、2024 年度は 2025 年2月に 10kg 入り 31 袋、3kg 入り 25 袋、合計 385kg を提供しました。資源の循環と地域との連携を推進する取り組みとして、今後も発展を目指します。深田尚杜さん(法政経学部 3 年)2024 年度は「アップサイクルの見える化」を目標に掲げ、学内の学生や教職員に還元できる内容として、ボールペンを製作しました。現在の取り組みは学内やイベントでの啓発にとどまっていますが、将来的には自治体や近隣住民を含むステークホルダーとの連携を進め、回収ネットワークの拡大を通じて社会に貢献できるプロジェクトへ成長させていきたいと考えております。ペットボトルキャップの回収促進とアップサイクル製品の販売新入生への環境配慮グッズ配布による啓発活動中古自転車の回収・譲渡によるリユース促進落ち葉や生ごみを活用した地域循環型堆肥の作製と販売詳細はこちら詳細はこちら編集担当:新井美珈那(工学部2年)、名取美歩(工学部2年)、岡田歩実(薬学部2年)ボールペンと成型機堆肥の切り返し作業の様子配布したエコバッグイベントの様子「みんなでキャップアップサイクル企画」リーダーのコメント20
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