千葉大学サステナビリティレポート2025
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環境マネジメントシステムの運用状況集計範囲 : 国立大学法人千葉大学 ( 西千葉、亥鼻、松戸、柏の葉、墨田 )、対象期間 :2024 年度 (2024 年 4 月 1 日 ~2025 年 3 月 31 日 ) 千葉大学は、環境関連法規制を遵守するために、法定有資格者について毎年特定するとともに、研究室等では「環境影響調査」「環境規制遵守評価チェックシート」を用いて、法規制の該当状況・履行状況について自己点検し、その点検状況を環境ISO 内部監査(詳細 p.34)で確認します。年度初めには各ユニットで専門研修・緊急事態対応研修を行い、構成員に化学物質、実験機器、実験動物等の取り扱いや緊急時の対応方法を周知しています。環境に関する訴訟・違反はありませんでした。下水排水の自主検査については定期的に実施しています(詳細 p.23)。 大学の教育・研究活動等から生じる環境負荷は以下の通りです(%は前年度比)。千葉大学では、これらの環境負荷の適正管理に努め、環境負荷低減に積極的に取り組んでいます。 学生・教職員・入構する業者の通学・通勤に伴う温室効果ガスの排出量を試算しました。入構許可証を発行した車の総年間走行距離を、通勤手当の常勤・非常勤比率、通勤手当の距離区分などをもとに試算したところ、7,771,741 ㎞でした。自動車乗用車の二酸化炭素排出係数 133g-CO2/km・人を適用すると、通学・通勤・業者用自動車からの二酸化炭素排出量は1,034t/ 年と推計できます。この数値は、千葉大学から排出されるCO2 量 36,674t/ 年 (2024) の 2.8%となります。なお、この概算は、入構許可台数と通勤手当をもとに行っており、実際の稼働状況を正確に捉えたものではありません。エネルギー水資源主要物質大気・水域への排出キャンパス外への移動主な再資源化品目環境関連法規制の遵守について物質収支(マテリアルバランス)通勤・通学に伴う排出量(スコープ3)について再資源化(マテリアルリサイクル)化学物質投入量紙類(A4 判換算)購入量トイレットペーパー購入量17.06t105.8%20,064 千枚92.9%129.72 千ロール91.5%二酸化炭素排出量36,675t-CO2硫黄酸化物(SOX)排出量下水排出量BOD排出量化学物質排出量・移動量廃棄物総排出量廃液排出量空きビン14.16t空きカン42.46tペットボトル45.39t古紙類171.16t千葉大学では環境に関連する法令・条例などの規制遵守により環境負荷の低減と汚染の未然防止に努めています。総エネルギー投入量電気使用量64,329 千 kWh都市ガス使用量A 重油使用量灯油使用量水資源投入量430.78 千㎥上水使用量317.15 千㎥地下水使用量113.63 千㎥学内の主な活動教育研究診療課外活動INPUT資源の投入量OUTPUT環境への排出33747,575GJ100.3%99.0%4,215 千㎥104.4%27.9kℓ116.7%28.45kℓ67.2%96.4%101.7%84.2%100.2%0.03t181.3%191.35 千㎥97.4%26.78t98.2%16.60t106.8%2,381.13t95.4%47.72kℓ105.6%95.0%101.2%105.0%45.9%法規制等の遵守状況・物質収支

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