環境マネジメントシステムの運用状況※( ) は前年度の結果 ※良好ユニット : 重大または軽微な要改善点の指摘がなかったユニット1.重大な要改善点について、指摘件数は計49件(41件)で前年度比増加、指摘率は43%(33%)で増加2.監査結果が良好なユニットの比率は62%で、前年度比5pt減少学生と教職員がチームを組んで監査を実施学生主体の内部監査運営内部監査の結果口頭ヒアリングの様子実験室で記録を確認する様子毒劇物の残量を測定し管理簿と照合する様子千葉大学では毎年9月下旬に教職員と学生がチームを組んで、全キャンパスの内部監査を実施します。地区名西千葉・墨田松戸・柏の葉亥鼻合計監査ユニット数良好ユニットの割合62 (64)14 (15)39 (45)115 (124)重要な要改善点61 (67) %39 (42) %71 (67) %7 (20) %59 (67) %62 (24) %62 (67) %43 (33) %1 監査ユニットあたりの指摘割合軽微な要改善点55 (33) %21 (33) %67 (29) %55 (31) %観察事項55 (31) %64 (73) %62 (44) %58 (41) % 千葉大学では、「千葉大学環境・エネルギーマネジメントマニュアル」に基づき、環境目的・目標・実施計画の進□や環境関連法規制の順守状況を確認する内部監査を毎年実施しています。2024 年度は、9月 25 日から3日間、監査員研修を修了した教職員 74 名と環境 ISO 学生委員会 94 名の計 168 名が監査員として参加し、教職員と学生の混成チームにより全キャンパス115 ユニット(研究室等)を対象に内部監査を実施しました。監査結果、発見された課題を重要度に応じて「重大な要改善点」「軽微な要改善点」「観察事項」として指摘し、是正を促しています。 環境 ISO 学生委員会では、学生が監査員として現場に参加するだけでなく、「内部監査統括」を担当する3年生が中心となり、準備段階から積極的に監査運営に関わっています。監査計画書やチェックシートの作成、監査対象ユニットの選定、指摘事項のとりまとめ、報告書原案の作成に加え、当日の監査に参加する約 100 名の学生のシフト調整まで、幅広い業務を担っています。学生が主体となって監査を運営することで、実践的なマネジメント能力を養うとともに、組織全体の持続可能な改善を支えています。 今年度は、重大な要改善点の件数、1 監査ユニット当たりの指摘率がともに増加しました。大学院医学研究院・医学部において 23 件(8件)、110%(29%)と増加したことが影響しています。一方、昨年度指摘率が 115%だった大学院理学研究科・理学部は 73%と減少しました。指摘件数は毒劇物の管理とフロン使用機器の点検において悪化し、これらで全体の7割を占めます。 良好ユニットの比率は 62%(67%)で、5pt 減少しました。地区ごとでは、前年度比西千葉地区が6pt 減少で 61%、松戸・柏の葉地区が4pt 増加で 71%、亥鼻地区が8pt 減少で 59%でした。その中でも大学院薬学研究院・薬学部は 39pt 増加し89%でした。34環境 ISO 内部監査の実施と結果
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