令和5年文部科学大臣表彰で本学から「若手科学者賞」3名受賞
~千葉大学は次世代を担う若手研究者の支援制度を充実させています~
第30号 2023年7月19日 ~学長室のいち推し"President's Choice"~
科学技術分野で顕著な功績があった、本学の教員・研究者3名が、令和5年度科学技術分野の文部科学大臣表彰を受賞しました。
若手科学者賞
業績名:植物における極限環境への適応進化と多様化に関する研究
大学院理学研究院 日本学術振興会特別研究員(RPD) 片山 なつ
業績名:飛翔生物の力学的最適性と生物規範型機械システムの研究
大学院工学研究院 准教授 中田 敏是
業績名:植物のオイルボディがかかわる生理機能の研究
大学院園芸学研究院 准教授 島田 貴士
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令和5年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 表彰式の様子
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左から 藤江理事 島田准教授 中田准教授
片山日本学術振興会特別研究員(RPD) 中山学長
本学では、学問の多様性を尊重しつつ、新たな研究領域の開拓につながる学術研究や、社会に変革をもたらす先端的研究を戦略的に推進するとともに、次世代を担う若手研究者支援を強化し、研究人材育成に力を注いでいます。具体的には本学独自の支援と外部機関プログラムを有機的に組み合わせた支援制度「千葉大学若手研究者キャリアアップ支援制度」により、シームレスに研究者を育成するとともに、卓越した研究者集団の形成に努めています。
2022年度は「若手研究者スタート支援」と称して優秀な博士前期課程等の学生を対象に、早期に学修と研究活動に専念できる環境を作ることを目的として、研究支援費(月額10万円)を支給するプログラムを開始しました。博士後期課程では、JST「次世代研究者挑戦的研究プログラム」等で150名以上の学生に生活費レベルの経済的支援がなされ、ポスドク段階移行では、国際高等研究基幹(IAAR)として、テニュアトラック准教授2名、特任助教3名を採用し、テニュア教員として11名を雇用しました。
千葉大学は、引き続き、優秀な若手研究者支援の充実を図り、社会との共創を実現できる人材の育成に取り組んでまいります。