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令和5年度 千葉市・千葉大学公開市民講座
「東アジア文化の受容と千葉氏―妙見像と貿易陶磁器からみた文化と権威―」
対象:一般向け
2023年12月9日(土)
会場:千葉大学 西千葉キャンパス
けやき会館大ホール
入場無料
定員200名
千葉氏が氏神・軍神として妙見を信仰したことはよく知られています。千葉氏は妙見の姿として中国の道教における真武神の図像を受容しました。真武神は北方の神・玄武とされ、北宋の時代に真武と改められました。千葉氏は真武神像に基づく「妙見信仰」を浸透させることによって正当性を確立し、一族の団結を図ったのです。このような動きは、千葉氏が宋の文化を受容していたことの表れと考えられます。
一方、猪鼻城跡からは12世紀に中国南部で焼かれた褐釉四耳壺が出土したのをはじめとして、各地の千葉氏関係史跡では、中国製の青磁・白磁といった貿易陶磁が多く出土しています。これらはステイタス・シンボル、威信財として、千葉氏の権威や権力を示すものでした。本公開講座では、千葉氏や房総の諸勢力が「唐物文化」を持ち、中世の房総が「東国の都」鎌倉はもちろんのこと、京都、九州、さらに中国といった東アジアとも関係を有していたことに注目していきます。
〇講演1:千葉妙見と真武神
講師:濱名 徳順(仏像研究家、茂原市史編さん委員)
〇講演2:千葉氏と鎌倉御家人の唐物
講師:小野 正敏(国立歴史民俗博物館名誉教授)
イベント詳細
開催日(開催期間) | 2023年12月9日(土) 13:00~16:10 |
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会場 |
千葉大学西千葉キャンパス けやき会館大ホール |
定員 | 200名 |
参加費 | 入場無料 |
備考 | 企画 千葉大学学務部 教育企画課 共同主催 千葉市・千葉市教育委員会・千葉大学 |
お申し込み
令和5年11月1日(水)~令和5年11月17日(金)
※応募多数の場合は抽選とさせていただきます。
電子申請もしくは往復ハガキでお申込みください。お申込みの際にいただいた個人情報は、本講座以外に使用いたしません。
<電子申請での申し込みの場合>
下記リンク先よりご応募ください(千葉市ちば電子申請サービスのページに遷移します)。
<往復ハガキでの申し込みの場合>
往信用はがきに「講座名」「申込者氏名(フリガナ)」「郵便番号」「住所」「年齢」「電話番号」、返信用はがきに「返信用の宛先」を記入の上、以下の問い合わせ先の住所へお送りください。
お問い合わせ
千葉市立郷土博物館
住所:〒260-0856 千葉市中央区亥鼻1-6-1
電話:043-222-8231