○千葉大学大学院医学薬学府規程
(平成16年4月1日)
改正
平成17年4月1日
平成18年4月1日
平成19年4月1日
平成22年4月1日
平成24年4月1日
平成25年4月1日
平成27年4月1日
平成28年4月1日
平成29年4月1日
令和2年4月1日
令和3年4月1日
令和5年4月1日
(趣旨)
第1条　この規程は，千葉大学大学院学則(以下「大学院学則」という。)第55条の規定に基づき，千葉大学大学院医学薬学府(以下「本学府」という。)に関し必要な事項を定める。
(目的)
第2条　本学府は，医学・薬学並びに関連する専攻分野において研究者として自立し研究活動を行うに必要な高度の専門的知識，研究能力及びその基礎となる豊かな学識を養うとともに，全人的視野に立った医療従事者，医学薬学の知識を持つ先端的生命科学研究者を育成することを目的とする。
(課程)
第3条　本学府は，その教育上の目的を達成するため，必要な授業科目等の体系からなる修士課程及び博士課程とする。
2　博士課程は，4年の博士課程(以下「4年博士課程」という。)及び後期3年のみの博士課程(以下「後期3年博士課程」という。)とする。
(専攻及び収容定員等)
第4条　本学府の専攻，課程，入学定員及び収容定員は，次のとおりとする。
専攻課程修士課程博士課程
入学定員収容定員入(進)学定員収容定員
医科学専攻修士課程2754――
総合薬品科学専攻50100――
先端医学薬学専攻4年博士課程――148592
先進予防医学共同専攻――10
(32) 		40
(128)
先端創薬科学専攻後期3年博士課程――1545
計77154173677
備考：括弧内の数字は，大学院学則第26条の3第2項に規定する構成大学院(以下「構成大学院」という。)全体の入学定員及び収容定員を示す。
2　先進予防医学共同専攻は，大学院学則第26条の3に規定する共同教育課程(以下「共同教育課程」という。)として，金沢大学及び長崎大学と共同実施する4年博士課程とする。
(博士課程教育リーディングプログラム)
第4条の2　4年博士課程に，博士課程教育リーディングプログラムとして免疫システム調節治療学推進リーダー養成プログラムを置く。
(卓越大学院プログラム)
第4条の3　修士課程及び4年博士課程に，卓越大学院プログラムとして革新医療創生CHIBA卓越大学院を置く。
(転入学)
第5条　他大学大学院に在学し本学府の入学資格を有する者で本学府に転入学を志願する者があるときは，欠員のある場合に限り，選考のうえ，許可することがある。
(転科)
第6条　千葉大学大学院に在学し本学府の入学資格を有する者で本学府に転科を志願する者があるときは，欠員のある場合に限り，選考のうえ，許可することがある。
2　本学府に在学する者が千葉大学大学院の他の研究科(大学院学則第2条第1項に規定する研究科をいう。以下同じ。)に転科を志願するときは，事由を具して学府長に願い出て，その許可を得なければならない。
(転専攻)
第7条　本学府に在学する者で他の専攻に転専攻を志願する者があるときは，選考のうえ，許可することがある。
(教育課程及び履修方法)
第8条　本学府の教育は，授業科目の授業及び学位論文の作成等に対する指導(以下「研究指導」という。)によって行う。
2　授業科目，単位数及び履修方法は，千葉大学大学院医学薬学府履修案内の定めるところによる。
3　前項に規定する千葉大学大学院医学薬学府履修案内は，各年度ごとに作成し，原則として，当該年度に入学する者に適用するものとする。
4　学府長は，学生の履修指導及び研究指導を行うため，各学生ごとに指導教員を定める。
5　前各項に定めるもののほか，学生の履修及び研究指導に関し必要な事項は，別に定める。
(単位の計算方法)
第9条　本学府が開設する授業科目の単位数は，次の基準により計算するものとする。
一　講義及び演習は，15時間の授業をもって1単位とする。
二　実験及び実習は，30時間の授業をもって1単位とする。
三　授業を前2号の方法の併用により行う場合は，その割合に応じた時間の授業をもって1単位とし，その時間は別に定める。
(教育方法の特例)
第10条　本学府において，教育上特別の必要があると認められる場合には，夜間その他特定の時間又は時期において授業又は研究指導を行う等の適当な方法により教育を行うことができる。
2　教育方法の特例に関し必要な事項は，別に定める。
(考査及び単位認定)
第11条　本学府の授業科目を履修した学生に対しては考査を行い，合格者に対して単位を与える。
2　考査は，試験又は研究報告等により行う。
3　病気その他の事由により正規の試験を受けることのできなかった者については，願い出により追試験を行うことができる。
(他の大学院等の授業科目の履修)
第12条　本学府の学生が大学院学則第29条の規定に基づき，他大学大学院又は千葉大学大学院の他の研究科(以下「他の大学院等」という。)の授業科目の履修を希望するときは，指導教授を経て学府長に願い出て，許可を受けるものとする。
2　前項の規定により履修した授業科目の単位は，15単位を超えない範囲で本学府において修得したものとみなすことができる。
(特別の課程の履修等)
第12条の2　本学府の学生が大学院学則第29条の2の規定に基づき，学校教育法第105条の規定により大学院が編成する特別の課程(履修資格を有する者が，千葉大学大学院学則第9条の規定により大学院に入学することができる者に限る。)における学修を希望するときは，指導教授を経て学府長に願い出て，許可を受けるものとする。
2　前項の規定により修得した単位は，前条により修得したものとみなす単位と合わせて，15単位を超えない範囲で，本学府において修得したものとみなすことができる。
(他の大学院等における研究指導)
第13条　本学府の学生が大学院学則第30条の規定に基づき他の大学院等又は研究所等において研究指導を受けることを希望するときは，指導教授を経て学府長に願い出て，許可を受けるものとする。
2　前項の研究指導を受ける期間その他については，学府長が決定する。ただし，修士課程の学生については，当該研究指導を受ける期間は1年を超えないものとする。
3　第1項の規定により受けた研究指導については，本学府において受けた研究指導とみなすことができる。
(共同教育課程に係る単位の認定等)
第13条の2　共同教育課程を編成する専攻は，学生が他の大学院において履修した当該共同教育課程に係る授業科目について修得した単位を，当該専攻における共同教育課程に係る授業科目の履修により修得したものとみなすものとする。
2　共同教育課程を編成する専攻は，学生が他の大学院において受けた当該共同教育課程に係る研究指導を，当該専攻において受けた共同教育課程に係るものとみなすものとする。
(留学)
第14条　本学府の学生が，大学院学則第17条の規定に基づき外国の大学院等へ留学する場合の取扱いについては，前2条の規定を準用する。
2　留学の期間は，修士課程にあっては1年を，4年博士課程及び後期3年博士課程にあっては2年を限度とし，大学院学則第17条に規定する修了要件の在学期間に算入する。
(入学前の既修得単位の認定)
第15条　本学府の学生が，大学院学則第31条の規定に基づき，入学前の既修得単位の認定を希望するときは，別に定めるところにより，指導教授を経て学府長に願い出るものとする。
2　前項の規定により修得したものとみなすことのできる単位数は，転入学の場合を除き，本学府において修得した単位以外のものについては，15単位を超えないものとし，かつ，第12条第2項及び第12条の2第2項の規定により本学府において修得したものとみなす単位数と合わせて20単位を超えないものとする。
(修士課程の修了要件)
第16条　本学府の修士課程の修了の要件は，当該課程に2年以上在学し，34単位以上を修得し，かつ，必要な研究指導を受けたうえ，修士論文又は本学府の定める特定の課題についての研究の成果(以下「研究成果」という。)の審査及び最終試験に合格することとする。ただし，在学期間に関しては，優れた業績を上げた者については，本学府に1年以上在学すれば足りるものとする。
2　前条の規定により本学府の修士課程に入学する前に修得した単位（大学院学則第9条第1項の規定により入学資格を有した後，修得したものに限る。）を本学府の修士課程において修得したものとみなす場合であって，当該単位の修得により本学府の修士課程の教育課程の一部を履修したと認めるときは，当該単位数，その修得に要した期間その他を勘案して1年を超えない範囲で本学府が定める期間在学したものとみなすことができる。ただし，この場合においても，当該課程に少なくとも1年以上は，在学するものとする。
(4年博士課程の修了要件)
第17条　本学府の4年博士課程の修了の要件は，当該課程に4年以上在学し，30単位以上を修得し，かつ，必要な研究指導を受けたうえ，博士論文の審査及び最終試験に合格することとする。ただし，在学期間に関しては，優れた研究業績を上げた者については，当該課程に3年以上在学すれば足りるものとする。
2　第15条の規定により本学府の4年博士課程に入学する前に修得した単位（大学院学則第9条第3項の規定により入学資格を有した後，修得したものに限る。）を本学府の4年博士課程において修得したものとみなす場合であって，当該単位の修得により本学府の4年博士課程の教育課程の一部を履修したと認めるときは，当該単位数，その修得に要した期間その他を勘案して1年を超えない範囲で本学府が定める期間在学したものとみなすことができる。
(共同教育課程である4年博士課程の修了要件)
第17条の2　共同教育課程である4年博士課程の修了の要件は，当該課程に4年以上在学し，35単位以上(非医療系入学者にあっては，37単位以上)を修得し，かつ，必要な研究指導を受けたうえ，博士論文の審査及び最終試験に合格することとする。ただし，在学期間に関しては，優れた業績を上げた者については，当該課程に3年以上在学すれば足りるものとする。
2　前項に定めるもののほか，それぞれの構成大学院において当該共同教育課程に係る授業科目の履修により10単位以上を修得することとする。ただし，当該単位数には，第12条及び第15条の規定により修得したものとみなすことができる単位を含まないものとする。
(後期3年博士課程の修了要件)
第18条　本学府の後期3年博士課程の修了の要件は，当該課程に3年以上在学し，18単位以上を修得し，かつ，必要な研究指導を受けたうえ，博士論文の審査及び最終試験に合格することとする。ただし，在学期間に関しては，優れた研究業績を上げた者については，当該課程に1年以上(修士課程を2年未満の在学期間をもって修了した者は，当該期間を含めて3年以上)在学すれば足りるものとする。
(学位論文の提出資格，提出時期等)
第19条　学位論文及び研究成果(以下「学位論文等」という。)の提出資格，提出時期及び審査時期等については，別に定める。
(学位論文等の審査及び最終試験)
第20条　学位論文等の審査及び最終試験は，千葉大学学位規程(以下「学位規程」という。)に定めるところにより，本学府の授業及び研究指導を担当する教授のうちから，医学薬学府教授会(以下「教授会」という。)が指名する3名以上の審査委員が行う。ただし，教授会が必要があると認めたときは，本学府の授業及び研究指導を担当する教授以外の教員を審査委員とすることができる。
2　審査委員の構成は，次のとおりとする。
一　主査　1名
二　副査　2名以上
3　教授会は，学位論文の審査に当たって必要があると認めたときは，他の大学院等の教員等の協力を得ることができる。
4　前項に定めるもののほか，学位論文等の審査及び最終試験等に関し必要な事項は，別に定める。
(学位の授与)
第21条　本学府の修士課程又は博士課程を修了した者には，学位規程に定めるところにより，それぞれ修士又は博士の学位を授与する。
2　前項の修士の学位を授与するに当たり，付記する専攻分野の名称は，次のとおりとする。
専攻専攻分野の名称
医科学専攻医科学
総合薬品科学専攻薬科学
3　第1項の博士の学位を授与するに当たり，付記する専攻分野の名称は，次のとおりとする。
専攻専攻分野の名称
先端医学薬学専攻医学又は薬学
先進予防医学共同専攻医学
先端創薬科学専攻薬科学
(科目等履修生等の入学の時期)
第22条　大学院学則第45条から第49条までに定める科目等履修生，研究生，委託研究生，特別聴講学生及び特別研究学生の入学時期は学期の始めとする。ただし，特別研究学生について特別の事情があるときは，学期の途中とすることができる。
(教員組織)
第23条　本学府の教員組織は，別に定める。
(雑則)
第24条　この規程に定めるもののほか，本学府に関し必要な事項は，別に定める。
附　則
1　この規程は，平成16年4月1日から施行する。
2　平成16年3月31日に在学する者(以下「在学者」という。)及び平成16年4月1日以降に在学者の属する年次に転入学又は再入学する者に係る授業科目の履修方法については，当該在学者の入学年度における国立大学法人法(平成15年法律第112号)附則別表第1の上欄に掲げる千葉大学において定められた千葉大学大学院医学薬学教育部(医学薬学府)規程の例による。
附　則(平成22年4月1日)
1　この規程は，平成22年4月1日から施行する。
2　平成22年3月31日現在本学府に在学する者については，改正後の規定にかかわらず，なお従前の例による。
3　修士課程の平成22年度及び博士課程の平成22年度から平成24年度の学生収容定員は，第4条の規定にかかわらず，それぞれ次のとおりとする。
専攻課程修士課程博士課程
平成22年度平成22年度平成23年度平成24年度
医科学専攻修士課程47―――
総合薬品科学専攻95―――
医療薬学専攻22―――
環境健康科学専攻4年博士課程―116116116
先進医療科学専攻―168168168
先端生命科学専攻―193178163
創薬生命科学専攻後期3年博士課程―393939
計164516501486
附　則(平成24年4月1日)
1　この規程は，平成24年4月1日から施行する。
2　平成24年3月31日現在本学府に在学する者については，改正後の規定にかかわらず，なお従前の例による。
3　博士課程の平成24年度から平成26年度までの学生収容定員は，第4条の規定にかかわらず，それぞれ次のとおりとする。
専攻課程博士課程
平成24年度平成25年度平成26年度
環境健康科学専攻4年博士課程875829
先進医療科学専攻1268442
先端生命科学専攻1117437
先端医学薬学専攻108216324
創薬生命科学専攻後期3年博士課程2613―
先端創薬科学専攻153045
計473475477
附　則(平成28年4月1日)
1　この規程は，平成28年4月1日から施行する。
2　4年博士課程の平成28年度から平成30年度までの学生収容定員は，第4条の規定にかかわらず，それぞれ次のとおりとする。
専攻課程博士課程
平成28年度平成29年度平成30年度
先端医学薬学専攻4年博士課程432432432
先進予防医学共同専攻10
(32) 		20
(64) 		30
(96)
計442452462
備考：括弧内の数字は，構成大学院全体の収容定員を示す。
附　則(令和5年4月1日)
1　この規程は，令和5年4月1日から施行する。
2　4年博士課程の令和5年度から令和7年度までの学生収容定員は，第4条の規定にかかわらず，それぞれ次のとおりとする。
専攻課程博士課程
令和5年度令和6年度令和7年度
先端医学薬学専攻4年博士課程472512552
先進予防医学共同専攻40(128)40(128)40(128)
計512552592