○千葉大学大学院看護学研究科規程
(令和3年4月1日)
改正
令和5年4月1日
(趣旨)
第1条　この規程は，千葉大学大学院学則(以下「大学院学則」という。)第55条の規定に基づき，千葉大学大学院看護学研究科(以下「本研究科」という。)に関し必要な事項を定める。
(課程)
第2条　本研究科の課程は，博士課程とする。
2　博士課程は，前期2年の課程(以下「博士前期課程」という。)及び後期3年の課程(以下「博士後期課程」という。)に区分し，博士前期課程は，これを修士課程として取り扱うものとする。
(課程の目的)
第3条　本研究科は，地球規模の視点を含む多層な視座から社会をとらえ,人々と関わり合いをもち,理論と実践の往還を具体化し,看護を組織的,社会的に推進することを通して,人類の健康と安寧な生活に貢献できるナース・サイエンティストの育成を目的とする。
2　博士前期課程は，ナース・サイエンティストとして,看護学及び看護実践の往還を具体化する研究力並びに実践的検証を実施できる能力を育成することを目的とする。
3　博士後期課程は，ナース・サイエンティストとして,看護学が貢献できる課題について,理論と実践の往還を重要視する立場に立った独創的な研究・開発を自立して推進できる研究能力の育成を目的とする。
(専攻及び入学定員等)
第4条　本研究科の専攻，コース,プログラム,入学定員及び収容定員は，次のとおりとする。
専攻コースプログラム学生定員
博士前期課程博士後期課程
入学定員収容定員入学定員収容定員
看護学専攻看護学40801545
看護実践学看護管理学
高度実践看護学
特定看護学
(博士課程教育リーディングプログラム及び災害看護副専攻プログラム)
第5条　博士課程に博士課程教育リーディングプログラムとして災害看護グローバルリーダー養成プログラムを置く。
2　博士課程に災害看護副専攻プログラムを置く。
(転科)
第6条　千葉大学大学院に在学する者で，本研究科に転科を志願する者があるときは，欠員のある場合に限り，選考のうえ許可することができる。
2　本研究科に在学する学生が，千葉大学大学院の他の研究科(千葉大学大学院学則第2条第1項に規定する研究科をいう。以下同じ。)に転科を志願するときは，事由を具して研究科長に願い出て，その許可を得なければならない。
(教育課程及び履修方法)
第7条　本研究科の教育は，授業科目の授業及び学位論文の作成等に対する指導(以下「研究指導」という。)によって行う。。
2　授業科目，単位数及び履修方法については，千葉大学大学院看護学研究科履修案内の定めるところによる。
3　前項に規定する千葉大学大学院看護学研究科履修案内は，各年度ごとに作成し，原則として当該年度に入学する者に適用するものとする。
4　研究科長は，学生の履修の指導及び研究指導を行うため，学生ごとに指導教員を定める。
(長期にわたる教育課程の履修)
第7条の2　本研究科において，大学院学則第28条の規定に基づき，学生が，職業を有している等の事情により，長期にわたり計画的に教育課程を履修し課程を修了することを希望する旨を申し出たときは，その計画的な履修を認めることができる。
2　前項の計画的な履修を希望する学生は，事由を具して研究科長に願い出て，許可を受けるものとする。
(単位の計算方法)
第7条の3　本研究科が開設する授業科目の単位数は，次の基準により計算するものとする。
一　講義は，15時間の授業をもって1単位とする。
二　演習は，30時間の授業をもって1単位とする。
三　実習は，45時間の授業をもって1単位とする。
(教育方法の特例)
第8条　本研究科においては，教育上特別の必要があると認められる場合には，夜間その他特定の時間又は時期において授業又は研究指導を行う等の適当な方法により教育を行うことができる。
2　教育方法の特例に関し必要な事項は，別に定める。
(考査及び単位認定)
第9条　本研究科の授業科目を履修した学生に対しては考査を行い，合格者に対して単位を与える。
2　考査は，試験又は研究報告等により行う。
3　病気その他の事由により正規の試験を受けることができなかった者については，願出により追試験を行うことができる。
(他の大学院等の授業科目の履修)
第10条　本研究科の学生が大学院学則第29条の規定に基づき，他の大学院又は千葉大学大学院の他の研究科(以下「他の大学院等」という。)の授業科目の履修を希望するときは，指導教員を経て研究科長に願い出て，許可を受けるものとする。
2　前項の規定により履修した授業科目の単位は，15単位を超えない範囲で，それぞれ本研究科において履修したものとみなすことができる。
(特別の課程の履修等)
第10条の2　本研究科の学生が大学院学則第29条の2の規定に基づき，学校教育法第105条の規定により大学院が編成する特別の課程(履修資格を有する者が，千葉大学大学院学則第9条の規定により大学院に入学することができる者に限る。)における学修を希望するときは，指導教員を経て研究科長に願い出て，許可を受けるものとする。
2　前項の規定により修得した単位は，前条により修得したものとみなす単位と合わせて，15単位を超えない範囲で，本研究科において修得したものとみなすことができる。
(他の大学院等における研究指導)
第11条　本研究科の学生が，大学院学則第30条の規定に基づき，他の大学院等又は研究所等において研究指導を受けることを希望するときは，指導教員を経て研究科長に願い出て，許可を受けるものとする。ただし，博士前期課程の学生について認める場合には，当該研究指導を受ける期間は，1年を超えないものとする。
2　前項の規定により受けた研究指導については，本研究科において受けた研究指導とみなす。
(留学)
第12条　本研究科の学生が，大学院学則第17条の規定に基づき外国の大学院へ留学する場合の取扱いについては，前2条の規定を準用する。
2　留学の期間は，1年を限度とする。
(入学前の既修得単位の認定)
第13条　本研究科の学生が，大学院学則第31条の規定に基づき，入学前の既修得単位の認定を希望するときは，別に定めるところにより，指導教員を経て研究科長に願い出るものとする。
2　前項の規定により修得したものとみなすことのできる単位数は，転入学の場合を除き，本研究科において修得した単位以外のものについては，15単位を超えないものとし，かつ，第10条及び第10条の2の規定により本研究科において修得したものとみなす単位数と合わせて20単位を超えないものとする。
(修了要件)
第14条　博士前期課程看護学コースの修了の要件は，当該課程に2年以上在学し，30単位以上を修得し，かつ，必要な研究指導を受けたうえ，修士論文の審査及び最終試験に合格することとする。ただし，在学期間に関しては，優れた業績を上げた者については，当該課程に1年以上在学すれば足りるものとする。
2　博士前期課程看護実践学コース看護管理学プログラムの修了の要件は，当該課程に2年以上在学し，30単位以上を修得し，かつ，必要な研究指導を受けたうえ，修士論文の審査及び最終試験に合格することとする。ただし，在学期間に関しては，優れた業績を上げた者については，当該課程に1年以上在学すれば足りるものとする。
3　博士前期課程看護実践学コース高度実践看護学プログラムの修了の要件は，当該課程に2年以上在学し，54単位以上を修得し，かつ，必要な研究指導を受けたうえ，修士論文の審査及び最終試験に合格することとする。ただし，在学期間に関しては，優れた業績を上げた者については，当該課程に1年以上在学すれば足りるものとする。
4　博士前期課程看護実践学コース特定看護学プログラムの修了の要件は，当該課程に2年以上在学し，41単位以上を修得し，かつ，必要な研究指導を受けたうえ，修士論文の審査及び最終試験に合格することとする。ただし，在学期間に関しては，優れた業績を上げた者については，当該課程に1年以上在学すれば足りるものとする。
5　前条の規定により博士前期課程に入学する前に修得した単位(大学院学則第9条第1項の規定により入学資格を有した後，修得したものに限る。)を当該課程において修得したものとみなす場合であって,当該単位の修得により当該教育課程の一部を履修したと認めるときは，当該単位数，その修得に要した期間その他を勘案して1年を超えない範囲で当該研究科が定める期間在学したものとみなすことができる。ただし，この場合においても，当該課程に少なくとも1年以上は，在学するものとする。
6　博士後期課程の修了の要件は，当該課程に3年以上在学し，12単位以上を修得し，かつ，必要な研究指導を受けたうえ，博士論文の審査及び最終試験に合格することとする。ただし，在学期間に関しては，優れた研究業績を上げた者については，当該課程に1年(博士前期課程を2年未満の在学期間をもって修了した者にあっては，当該在学期間を含めて3年)以上在学すれば足りるものとする。
7　前項の規定にかかわらず，大学院学則第9条第2項第2号から第8号までに該当する者が，博士後期課程に入学した場合の修了の要件は，当該課程に3年以上在学し，12単位以上を修得し，かつ，必要な研究指導を受けたうえ，博士論文の審査及び最終試験に合格することとする。ただし，在学期間に関しては，優れた研究業績を上げた者については，当該課程に1年以上在学すれば足りるものとする。
(学位論文等の提出時期等)
第15条　学位論文及び特定の課題についての研究の成果(以下「学位論文等」という。)の提出時期及び審査時期等に関し必要な事項は，別に定める。
(審査委員及び最終試験)
第16条　学位論文等の審査及び最終試験は，千葉大学学位規程の定めるところにより，教授会の指名する3名以上の審査委員がこれを行う。
2　審査委員の構成は，次のとおりとする。
一　主査　1名
二　副査　2名以上
3　その他学位論文等の審査及び最終試験に関し必要な事項については，別に定める。
(審査委員の報告)
第17条　審査委員は，学位論文の審査及び最終試験が終了したときは，すみやかに，その結果を教授会に報告しなければならない。
(学位の授与)
第18条　本研究科の博士前期課程又は博士後期課程を修了した者には，学位規程に定めるところにより，それぞれ修士又は博士の学位を授与する。
2　前項の修士又は博士の学位を授与するに当たり，付記する専攻分野の名称は，看護学とする。
(外国人留学生)
第19条　外国人留学生に関し必要な事項は，別に定める。
(科目等履修生，特別聴講学生及び特別研究学生の入学の時期)
第20条　大学院学則第45条，第48条及び第49条に定める科目等履修生，特別聴講学生及び特別研究学生の入学の時期は，学期の始めとする。ただし，特別研究学生について特別の事情があるときは，学期の途中とすることができる。
(教員組織)
第21条　本研究科の教員組織は，別に定める。
(雑則)
第22条　この規程に定めるもののほか，本研究科に関し必要な事項は，別に定める。
附　則
1　この規程は，令和3年4月1日から施行する。
2　令和3年3月31日に在学する者については，改正後の規定にかかわらず，なお従前の例による。
3　令和3年度から令和6年度の学生収容定員は,第4条の規定にかかわらず，次のとおりとする。
【令和3年度】
専攻学生定員
修士課程博士前期課程博士後期課程5年一貫制博士課程
入学定員収容定員入学定員収容定員入学定員収容定員入学定員収容定員
看護システム管理学専攻-24------
看護学専攻--40651539--
共同災害看護学専攻-------
（-） 		8
（40）
(　)内は，大学院学則第26条の3第1項に規定する共同教育課程を共同実施する5大学の収容定員の合計を示す。以下令和6年度分まで同様。
【令和4年度】
専攻学生定員
修士課程博士前期課程博士後期課程5年一貫制博士課程
入学定員収容定員入学定員収容定員入学定員収容定員入学定員収容定員
看護システム管理学専攻-12------
看護学専攻--40801542--
共同災害看護学専攻-------
（-） 		6
（30）
【令和5年度】
専攻学生定員
修士課程博士前期課程博士後期課程5年一貫制博士課程
入学定員収容定員入学定員収容定員入学定員収容定員入学定員収容定員
看護学専攻--40801545　　
共同災害看護学専攻-------
（-） 		4
（20）
【令和6年度】
専攻学生定員
修士課程博士前期課程博士後期課程5年一貫制博士課程
入学定員収容定員入学定員収容定員入学定員収容定員入学定員収容定員
看護学専攻--40801545　　
共同災害看護学専攻-------
（-） 		2
（10）