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広報誌ちばだいプレス

千葉大学環境ISO学生委員会

千葉大学環境ISO学生委員会 写真

千葉大学は環境マネジメントシステム(EMS)の国際規格であるISO14001 ※を2005年に取得しました。EMSを構築・運用するにあたり、学生の実務教育につなげるために、2003年に「環境ISO学生委員会」が発足しました。それ以来、17年にわたり、「学生主体のEMS」を実施しています。

執筆協力: 環境ISO学生委員会2年 張本伊奈、井後舞香、谷口明香里

学生委員会サイト: http://chiba-u-siso.xrea.jp/chibasiso/

※環境マネジメントシステム(EMS)とは、環境保全に配慮した組織運営を進めていくとともに、その継続的改善を図る仕組みのことです。
ISO14001は国際標準化機構(ISO)が定めた規格で、審査でEMSの運用が認められると認証を取得することができます。

どんな組織?

大学運営に
正式にかかわる学生団体

千葉大学の環境マネジメント組織の中に位置づけられた、EMS運用を通して大学運営にかかわっている唯一の学生団体です。毎年1~3年生まで約200名が所属しています。

EMS業務担当

基礎研修講師、内部監査員、審査議事録作成など大学のEMS運用の中核業務を、実習という形で担っています。授業ではEMSに関する知識や仕事の進め方などを学び、EMSに関する中核業務や様々な環境活動を実践します。

NPOとしても活動

2009年にNPO法人格を取得し、学内の委員会とNPOという2つの顔を持っています。NPOとしては主に学外での環境教育や里山保全活動に力を入れています。

SDGsに貢献

学内・地域の環境改善だけでなく、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた様々な活動を行っています。

単位と資格を認定

活動は「環境マネジメントシステム実習」として単位化されており、全学部の学生が履修することができます。そして、3年間活動すると、学長より「千葉大学環境エネルギーマネジメント実務士」という資格が与えられます。

どんな活動をしているの?

学内

  • 環境マネジメント活動
    4月には全学生・教職員向けの基礎研修講師、9月にはISO内部監査員を担当
  • リユース・リサイクル活動
    古本市、中古自転車販売、落ち葉の堆肥化など
  • 環境教育活動
    附属図書館にて年1回の環境関連書籍の貸出促進、附属幼稚園での環境教室など
  • 省エネ啓発活動
    ポスターやステッカー貼付、うちわ配布、イベント開催、エアコンフィルター清掃活動、レジ袋有料化に伴う基金を使ったエコグッズ作りなど
  • 緑化活動
    緑のカーテンの作成、花植えプランターを構内に増やす企画など
  • サステナビリティレポート編集
    毎年発行している大学の環境報告書の取材から執筆、編集作業
  • 写真
  • 写真
  • 写真
  • 写真

地域・国内

  • コミュニティガーデン
    地域の方と一緒に花植えイベントなどを開催
  • 環境イベントの開催と出展
    年1回西千葉キャンパスで大規模な環境啓発イベントを開催しているほか、エコメッセやエコプロなどに出展
  • 環境系会議での発表
    国内の環境系会議に学生を派遣して、千葉大学の取り組みを紹介
  • 出張エコ教室
    地域の小中学校で環境に関する出張授業を展開
  • 写真
  • 写真

海外

  • 海外での発信
    海外の環境系会議においても学生が取り組みを発表するとともにサスティナブルキャンパスの普及に向け意見交換
千葉大学×京葉銀行 ecoプロジェクト 千葉大学×京葉銀行 ecoプロジェクト
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7色の虹を千葉から未来へ

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環境ISO学生委員会と京葉銀行の「地域の環境に貢献したい」という想いから、2017年に発足したプロジェクトです。産学が連携することで、気候変動をはじめとする地球環境問題の解決に向けた、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に寄与していくことができると考え、千葉県から地球環境保全に貢献するという目的のもと、毎年様々な環境活動を行っています

公式サイトhttps://www.keiyobank.co.jp/ir/eco_project/

目的

環境活動促進

地方創生

学生の社会勉強

地域活性・環境・SDGsへの貢献

プロジェクトの3つの柱

1京葉銀行による学生委員会の環境活動支援

京葉銀行からの資金援助をもとに、国内外の環境系のシンポジウムや会議等で、学生による先進的な環境への取り組みを発信しています。3年間で630万円のご寄付をいただき、計13カ所(国内7カ所、海外6カ所)、延べ48名の学生を派遣できたほか、様々な環境活動に活用しています。

2学生による「エコアクション21」取得コンサルティング

環境省の策定したEMSのガイドライン「エコアクション21」取得を促進するため、京葉銀行が千葉県内の取引先企業を紹介し、学生がそのコンサルティングや環境レポート作成補助を行っています。2019年度に1件のコンサルティングが完了しました(取得申請中)。

3学生発案の環境貢献企画

子どもから大人まで幅広い層に対して、環境意識の啓発につながるイベント等を行う企画です。学生はコンテンツ作成・当日運営を担当し、京葉銀行が主に個々の企画開催への段取りを行うことで、学生委員会の活動範囲を超えた交流を可能にしています。2020年度は非接触やオンラインの企画を増やして実施します。

学生発案の企画

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千葉大生とともに考える
環境ゼミナール
学生が研修講師となり企業関係者に対してオフィスにおけるエコなどの啓発を行う
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こどもエコまつり
子どもたちに対してゲームや工作を通じたエコ啓発を行うイベントを開催
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千産千消フェア
~ちばを食べてエコしよう~ 
県内の農家等が出店する、地産地消や千葉の特産品を紹介するイベントを開催
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Chibaクリーンアクション
館山のNPOに協力し、海岸清掃や沖ノ島のアマモ再生活動に参加
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都市鉱山発掘プロジェクト
学生が作った小型家電回収ボックスを銀行窓口に置き、市民から小型家電を回収(2018年度終了)
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映画祭Chiba
新宿中学校でジブリ映画を用いた環境教育授業を実施
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エコ発信局
特設サイトやYouTubeなどを活用してエコ啓発を発信。地域活性につながるリーフレットの作成・配布
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京葉銀行エコチャレンジ
京葉銀行の各支店で紙資源の削減に努め、削減率の高かった支店を学生が表彰し、翌年啓発ツールを作成して全支店に展開