学内型TLOは国立大学で2番目
平成18年7月7日 千葉大学産学連携・知的財産機構
本日(平成18年7月7日)千葉大学産学連携・知的財産機構は、文部科学大臣及び経済産業大臣から「大学等における技術に関する研究成果の民間事 業者への移転の促進に関する法律(TLO法)」に基づく承認TLOの認証を取得しました。
「TLO」とは、Technology Licensing Organization =「技術移転機関」の略称であり、大学等の研究成果を特許化し、当該技術を企業等に移転するとともに、その対価を適切に大学や研究者に環流させることなどの業務を行う機能を持った組織をいいます。
本学としては、平成16年度の国立大学法人化を契機として学内型TLO設置の準備を進めて参りました。(学内型TLOとは、学内組織の一部がTLOの承認を受けるものをいいます。)学内型TLOとしては、国立大学においては、昨年度の佐賀大学に続き2番目のものです。
本学TLOの特色としては、主に以下の4点があります。- 学内型TLOとすることにより、大学知的財産本部と学外TLOの業務の重複を避け、全体として業務の効率化が図られる。
- 本学では医薬系の研究成果が多いため、知財活用マネージャーの一人を医薬系専任としている。
- 企業出身の本学OBを技術移転アソシエイトとして活用し、研究成果の発掘からライセンス活動までを一人の担当者が実施できる体制を構築している。
- 本学TLOに協賛いただける企業等による「会員制」を採用することにより、安定的な運営経費の確保を図ることとしている。
本学としては、今回の承認TLO化が本学の研究成果を産業界に移転することを促進する起爆剤となり、本学としての社会貢献機能のますますの向上が期待できるものと考えております。今後とも、大学の活動の柱の一つである社会との連携に邁進して参りますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。
本件問い合わせ先
産学連携・知的財産機構副機構長
伊藤公一:Tel.043-290-3561
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