細胞膜を横断するイオン濃度の非侵襲的イメージング法の開発―創薬プロセスの加速化に期待―

2023年02月21日

研究・産学連携

千葉⼤学国際⾼等研究基幹の川嶋⼤介特任助教、⼤学院⼯学研究院の武居昌宏教授、⼤学院理学研究院の村⽥武⼠教授からなる研究チームは、従来の電気インピーダンス・トモグラフィ法(EIT)を基盤とし、新規開発したプリント基板上に設置した微⼩電極アレイセンサを実装したEIT(PCB-EIT)を提案し、イオンチャネルを介して⽣じる不均⼀な細胞外イオン濃度イメージングに成功しました。これを⽤いることで、細胞を傷つけることなく(⾮侵襲的に)細胞および組織間におけるイオン輸送を簡便に測定することが可能です。
本研究成果は、薬物に対するイオンチャネルの新たな評価プラットフォームとして役⽴つことが期待されます。
本研究成果は2022年12⽉22⽇にMeasurement Science and Technology に掲載されました。