物質最薄の一次元分子ポリマーランダムネットワークの創出!
~新たな触媒・分子マシン・人工知能・量子材料開発へ~

2024年04月04日

研究・産学連携

 千葉大学大学院工学研究院の山田豊和准教授とピータークリューガー教授の研究グループと、台湾國立清華大学の堀江正樹教授の研究グループから成る国際共同研究チームは、走査トンネル顕微鏡(STM)装置を用いた表面観測により、様々な原子・分子・イオンを取り込むことのできる「クラウンエーテル環状分子」を使った人工知能ニューロン模倣材料「ランダムネットワーク」を開発できることを発見しました。本研究成果は、新たな人工知能材料としてだけでなく、触媒・分子マシン・量子材料など幅広い分野への活用が期待でき、未来のゼロエミッション社会実現に貢献します。

 本研究成果は、2024年3月27日に、英国王立化学会によって発行された学際的な科学ジャーナルNanoscale Horizonsでオンライン公開されました。

  • クラウンエーテル環状分子を使った“ゆでたパスタ”のようなランダムネットワーク