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学長就任挨拶

掲載日:2014/04/02

  平成26年4月1日付で、文部科学大臣より千葉大学長の辞令を拝命し、改めて、その責任の重大さを痛感するとともに、千葉大学の発展に向け全力を尽くす決意を新たにしております。

  私は、千葉大学が世界に輝く未来志向型の総合大学としてますます発展することとともに、教職員がやりがいを持って教育・研究に取り組める大学になるよう最善を尽くしてまいります。

  また、千葉大学に学ぶ学生がそれぞれの夢を描けるような教育指導を行い、かつ学生たちがその夢の実現に向けて自律的に学べる学習環境をさらに整備しようと考えております。

  千葉大学は、昭和24年に新制の総合大学としてスタートして以降、日本の経済成長と人口増加という追い風を受けて順調に発展してきました。しかし、現在の日本は、急激な少子高齢化の進展、グローバル化や経済・財政状況の悪化など、社会を取り巻く環境が著しく変化しています。そのため国立大学においては、これらの状況に的確に対応するための組織改革が必須の状況となっています。

  実際に、平成16年の国立大学法人化以降は、文部科学省から国立大学のあり方や運営体制の変革が強く求められています。特に、平成25年11月に文部科学省が策定した国立大学改革プランにおいては、平成25年度からの3年間を第3期中期目標期間に向けた改革加速期間と位置づけ、大学が自ら改善・発展する仕組みを構築するために、取り組むべき改革の方針や方策が示されています。

  私は、国立大学の改革は、決して横並びのものではなく、その改革の方法や程度に関して、各大学の特色にしたがって多様性のあるべきものだと考えております。

  千葉大学は、その設立に至る経緯を見ると、100年以上の歴史と伝統を持つ部局が多くあります。このような部局における改革は、歴史の中で培われてきた人材育成機能を、さらに発展させるものが望ましいと考えております。そのため千葉大学における改革は、各部局の設立の原点を見つめなおし、多様性をもって進めることが重要であると考えております。

  例えば、ミッションの再定義に関しては、各部局との協働体制の構築の上で、ミッションの緊急性や必要性に関して議論し、一体となって取り組むことを考えております。

  人事・給与システム改革などは、部局によってその改革内容の許容範囲が異なると思われますので、まずは千葉大学内にそのための改革特区を作って、試験的に導入するようにしたいと考えております。そして何よりも大切なことは、千葉大学独自の改革案を作成し、各部局との協働体制の下、積極的に実行していくことだと考えております。

  そこで着任に際して、千葉大学の改革に向けた基本的な方針を述べさせていただきます。

  初めに、全教職員による協働体制の構築を目指してまいります。このような協働体制の下、自由な発想で取り組むべき課題について議論し、将来に向かって夢を持てる環境を作ってまいります。

  次に、国内外から信頼される千葉大ブランドの創成を目指してまいります。そのために部局の垣根を越えた融合型教育・研究を推進するとともに、魅力的な次世代型人材の育成に取り組んでまいります。

  三つ目として、研究大学として学問の多様性を尊重しつつ世界レベルの基礎研究や応用研究を強力に推進し、千葉大学のグローバル化とイノベーション機能の強化を目指してまいります。

  このような方針にそった具体的な改革課題の詳細に関しては、後ほど冊子の形でお示しすることになりますが、ここでは、その中の最重要課題について述べさせていただきます。

  まず、教育面では、グローバル化・融合型教育体制の構築やアカデミック・リンク機能の全学的展開に向けた学習環境の整備をしてまいります。

  研究面では、研究大学としての機能強化を実践するとともに、特色ある研究分野の戦略的強化と中核的拠点の形成を目指してまいります。

  大学運営の面では、大学機能強化の基盤となる運営体制の構築とともにガバナンス機能の強化を目指してまいります。

  さらに、国際面と広報活動に関しては、新しい組織を立ち上げて、積極的に強化してまいります。

  このような改革の取り組みを、教職員の皆さんとともに実行することにより、千葉大学が飛躍的に発展すると信じております。そして、学生たちにとっても千葉大学における学生生活が彼らの青春時代の宝物になるように、努力していきます。

  以上、着任に際し、私の所信と決意を述べて、ご挨拶とさせていただきます。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

平成26年4月1日
千葉大学長 徳久 剛史