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修了生の皆さんへ

掲載日:2014/09/26

 

 本日ここに、大学院を修了される皆さん、そして学位を取得される皆さん、おめでとうございます。教職員を代表して、心からお祝い申しあげます。そして、これまで研究に専念できるよう支えてくれたご家族の皆様、本日は誠におめでとうございます。

 大学院での研究活動では、新たな発見の喜びや驚きが多々あったことと思います。その研究成果が論文となって公表された時の喜びは、皆さんの記憶の中に長く生き続けるでしょう。また、皆さんの中には、その喜びを得るまでに、思うような実験結果が出ずに悩んだり、新たな研究成果を求めて苦悶の日々を過ごされた方も多いのではないかと思います。しかし、このような大学院での研究活動における精神的苦労は、皆さんの血となり肉となって、さらに大きく発展させる基盤になると確信しています。

 今皆さんは、人生の新たなスタートラインに立っています。そして、「修士」や「博士」の学位を取得された皆さんは、将来、社会をリードする立場に就くようになります。

 皆さんがこれから活躍する社会は、21世紀に入って大きく変貌してきています。特に、ITや交通手段の進歩は、世界の色々な分野や地域にグローバル化をもたらし、何事も地球規模で考えなければならない時代を迎えています。それに伴い人々の価値観も大きく多様化しています。そのため、皆さんがこれから創り上げていく社会は、予想のつかない新しい形になっていくことでしょう。

 特に、これからの日本社会は、急速なクローバル化とともに人類がこれまで経験したことのない少子高齢化に突入します。皆さんは、このような日本の状況を変革し、世界の中での日本の役割をしっかりと自覚して、その中心的役割を果すことが求められています。皆さんが大学院での研究活動を介して身に付けた、自由なものの考え方、高いレベルでの科学的・文化的思考や技量、創造力あふれる人間力などを発揮し、新しい日本を、そして、新しい世界を創り上げていただくことを切望いたします。

 今日まで指導してくれた教職員、ともに学んだ先輩・後輩など、多くの方々が、皆さんの活躍を応援していることを忘れないでほしいと思います。そして千葉大学は、これからも皆さんの将来を見守り続けます。皆さんには是非、千葉大学の同窓生として、本学を支援していただきますようお願いします。

 最後に、千葉大学での学びによって得た深い専門性と豊かな教養に自信と誇りを持って、大きく飛躍し、多方面で活躍されることを心より祈念し、私の挨拶といたします。

平成26年9月26日
千葉大学長 徳久 剛史