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入学生の皆さんへ

掲載日:2014/10/01

 千葉大学大学院に入学された皆さん、おめでとうございます。研究心にあふれる皆さんを国内のみならず、世界各国からお迎えできましたことを誇りに思っております。千葉大学の教職員を代表して、心から歓迎とお祝いを申し上げます。

 皆さんは、大学院で学術の理論および応用を研究し、高度の研究能力や専門学識を培っていただきたいと思います。そして、皆さんの夢を大きく育んでいただきたいと思います。

 その時に、是非心掛けてほしいことがあります。一つは、皆さんが行う研究の成果についてです。研究は、研究者個人の知りたいという欲求が出発点です。その研究活動により、未知なるものを明らかにした時の喜びは、何物にも代えがたいものがあります。私は、その研究成果が自分自身の喜びであるだけでなく、人類にとっての喜びであってほしいと願っています。そのためには、絶えずご自身の研究成果の普遍的な価値について考えるようにしてください。

 また、その際、研究倫理についても、お考えいただきたいと思います。千葉大学は、研究者が当然備えるべき倫理として「千葉大学における研究者の行動規範」を定めています。皆さんには、この「研究者の行動規範」を必ず遵守していただくよう、お願いします。

 それから、ご自身の人間性を高めるよう努力をしてください。私は、研究活動における内容とその成果は、研究者の人格の表れであると思っています。どのような内容を研究課題として選択するか、どのように研究を進めていくか、そして得られた研究成果をどのように論文にまとめていくかという過程において、その研究者の人間性が表れてきます。将来、優れた研究者や実務家となるには、研究成果を上げることも重要ですが、自らの人間性を高めることも大変重要だと思っています。

 そのためには、専門分野の「知識」を増やすことに加えて、ご自身の「教養」を高めることが必要です。例えば、海外に留学することにより、民族や生活様式の異なる国の文化・芸術に深く触れて高い教養を身に付けたり、価値観の異なる外国人研究者と一緒になって研究活動をすることにより、人間性を大きく成長させることができるでしょう。そして、ご自身の夢の実現に向かって、つねに真摯な探究心、研究心を持ち続けるとともに、不断の努力を惜しまず、ご自身の人間性を磨いていってください。

 皆さんのこれからの大学院生活が、実り多きものとなり、将来、研究者や実務家として世界の第一線で活躍できるよう大きく成長されることを心から願って、挨拶といたします。

 

平成26年10月1日
千葉大学長 徳久 剛史