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第2回セキュリティバグハンティングコンテストの表彰式が開催されました!

掲載日:2017/10/25

 千葉大学情報危機対策チームは(C-csirt)は、8月4日より開催されている第2回セキュリティバグハンティングコンテストにおいて、優秀な成績を収めたチームに対しての表彰式を10月19日に開催し、最優秀賞を収めたチーム"five quadrillion yen"の古川菜摘さん(工学部3年)他4チーム(計8名)に表彰を行いました。本コンテストは、本学の情報セキュリティ向上と人材育成の双方を目指し、事前講習を受けた学生が1~4名のチームを組んだ上で、本学で実際に運用しているウェブサイトを対象としてバグ(脆弱性)の有無を調査した結果をレポートにまとめてもらうというもので、今年度で2回目の開催となりました。

 コンテストには木更津高専からのゲストチームを含め、計34チームが参加しました。多くの学生はバグハンティングに関する十分な知識を持っていませんでしたが、事前に実施した講習会で得た知識等を活用することで、最終的に計16チームからレポートが提出されました。

 上位入賞者は講習会で得た知識だけでなく、様々な手法を駆使してバグの調査を行うとともに、それをレポートとしてわかりやすく伝えることに工夫を凝らしており、審査員からは「学生が作ったレポートとは思えない」という賞賛の声がいくつも上がっていました。

 来年度はコンテストの講習を授業化する予定となっており、更なる内容の充実と参加者の増加を目指しています。

【審査委員長(東京工業大学 松浦教授)のコメント】
「今回のコンテストを通じて、参加者の皆さんはツールを使って脆弱性の有無を調査するだけでなく、その原因や脆弱性が及ぼす影響、対策に対しても説明が求められました。 技術的な面だけで無く、相手にどの様に伝えるか、レポート作成時には難しさを覚えたと思います。この様な技術力、説明力は今の社会で強く求められており、今回のコンテストで培った力も併せて今後大いに活躍される事を期待しています。」

受賞チームは以下のとおり。

【最優秀賞】
「five quadrillion yen」
チームメンバー:古川 菜摘(工学部・3年)

【優秀賞】
「GeEKs」
チームメンバー:山村 勇人(理学部・2年)、佐藤 悠(同)、深澤 竜馬(同)
「debugger」
チームメンバー:川辺 萌未(理学部・4年)

【奨励賞】
「seagull」
チームメンバー:君塚 遼(融合理工学府・1年)、坪谷 大輝(同)
「ねむりの会」
チームメンバー:田代 弘平(工学部・2年)

前列左からチーム「debugger」の川辺さん、「five quadrillion yen」の古川さん、「GeEKs」の皆さん、後列左から「seagull」の皆さん、「ねむりの会」の田代さん