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地球温暖化で赤い雪が広がる?〜微生物が引き起こす赤雪現象を、地球まるごとシミュレーション〜

掲載日:2022/02/03

 東京大学 生産技術研究所と千葉大学 大学院理学研究院の共同研究グループは、全球の赤雪発生を予測する数値モデルを構築し、世界初の赤雪の全球シミュレーションに成功しました。シミュレーションの結果は、世界各地で報告されている赤雪発生の時期や分布を概ね再現できていました。また、世界各地の赤雪の発生が、降雪頻度と融雪期間に依存して決まることも分かりました。
 なお、本成果はアメリカ地球物理学連合が発行するオンライン学術雑誌「Journal of Geophysical Research: Biogeosciences」(2月2日発行)に掲載されました。

図1.png世界各地で発生する赤雪現象と赤雪を発生させる微生物
 赤い雪を発生させる雪氷藻類Sanguina nivaloidesの顕微鏡写真(a)、アラスカのハーディング氷原で確認された大規模な赤雪現象(b)、世界各地で報告されている赤雪の発生地域(c)。(c)の赤色の円と白抜きの実線の円は、本研究のモデル検証地域を意味する。両者の円では観測頻度が異なり、それぞれ時系列と赤雪発生日のみの観測値が取得された地域を示す。白抜きの破線の円は、赤雪の発生が報告されているものの、本研究で利用した雪氷藻類について観測値が存在しない地域。

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