去る2月11日、メコン川地域国によって設立された政府間機関であるメコン機構(拠点:コンケン(タイ))のワチャラス・リーラワス事務局長一行が千葉大学を訪問し、学術交流協定を締結しました。調印式には、メコン機構のスーダン・パウワー氏(イノベーション・コネクティビティ技術課ディレクター)、マリア・テレサ・メディアルディア氏(農業開発商業化課ディレクター)、サンガ・サタヌン氏(貿易投資促進プログラムマネージャー)も出席しました。
メコン機構は、千葉大学大学院社会科学研究院の五十嵐誠一准教授がこれまで密に研究交流を続けてきた機関であり、従来より、協定締結に向けて議論と交渉を重ね、合意に至り、千葉大学で国際シンポジウム「『メコン・コモンズ』から『メコン共同体』へ」に出席・報告を行うために事務局長一行が来日したことを機に、学術交流協定を締結しました。
千葉大学は2017年9月にマヒドン・キャンパスを開校したこともあり、タイを始めとした東南アジア諸国との研究教育協力関係を深めていくことが期待されます。そのためにも、メコン機構を軸とした研究交流は今後ますます重要になっていくものと考えます。


