千葉大学データサイエンスコア(DSC)を新設しました

2024年07月01日

活動報告

令和6年7月1日(月)、本学は「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の主要な取組の一つとして、データサイエンス人材にとって魅力的なキャリアパスとなる環境・仕組みの構築や、学内研究環境への先端データサイエンス技術の迅速かつ横断的な導入を支援する組織として、千葉大学データサイエンスコア(DSC)を設置しました。

DSCダイレクターとして、民間企業等でデータ科学・AIツール活用の豊富な実績・経験を有する統計家の西内啓(にしうちひろむ)氏を迎え、最新のハードウェア・情報技術を迅速に導入・維持するための基盤作りや、先端研究のバックアップとデータサイエンス人材育成の両立を目指していきます。その取りかかりとして、学内のデータサイエンス・AI関連研究人材の俯瞰・リストアップ、ニーズ・リソースのサーベイを行う予定としています。

また、学内外のデータサイエンス人材の糾合やブレインストーミング、課題発掘等を目的として、分野を問わずデータサイエンスに興味・関心のある人達が集まり交流できる場を提供すべく、学内外からスピーカーを招いてカジュアルなミニセミナー「DSCオープンカフェ」のシリーズ開催、データサイエンスに欠かせない先進技術・ツールやリソースに触れながら開発・議論・交流ができる合宿形式のハッカソンの開催も計画しています。

本学に令和6年4月に新設された情報・データサイエンス学府や、これまで学内の基盤的情報設備の管理運営を担ってきた情報戦略機構(CUDTEC)、医療研究とAIを融合し新学術領域の創成を目指す治療学AI研究センターをはじめとした学内関係部局と連携しながら、学内における情報知識を集約し、あらゆる分野の問題解決において、避けては通れなくなっているデータサイエンスの活用という課題に向き合い、支援することで、研究力の向上へ貢献していきます。

  • 千葉大学データサイエンスコア ロゴデザイン
    四角形のドットでデータの単位をイメージしつつ、データサイエンスコアの「D」「S」「C」の文字を立方体の三面にデザインしている。