学科(専攻)・科目の種別等
Department/Division

法経学部
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授業コード
Class Code
A114J2201 科目コード
Course Code
A114J22
授業の方法
Course Type
講義 単位数
Credits
2
期別
Semester Offered
前期 曜日・時限
Day & Period
火2
授業科目
Course Title

公共哲学I

Public Philosophy I
副題
Subtitle
「公共性」についての対話型講義
担当教員
Instructor
小林 正弥
履修年次/セメスター
Students' Year/Semester to take the Course
2・3・4,前期
受講対象
Students for whom Course is Intended
自学部他学科(自研究科他専攻)  
Students of Other Departments
他学部(他研究科)
Students of Other Schools
科目等履修生
Non-degree Students
概要
Brief Description
日本で大きな話題となったマイケル・サンデルのハーバード白熱教室を念頭に、日本の様々な事例をとりあげながら、「公共性」に関連する多様な考え方を対話型で議論する。公共哲学とは、公共性の実現を目的とし、人々に広く共有されて行為や政策の指針となるような思想を意味する。人生哲学など哲学全般にも触れつつ、政治・経済・社会などの領域について、公共哲学で論じる様々な主題を取り上げて皆で議論していく。
目的・目標
Objectives and Goals
公共哲学という考え方は新しいので、「公共性とはいかなるものか」について様々な時代・地域における多様な考え方を知り、今日の日本において必要な考え方を理解する。また、海外における今日の典型的な公共哲学・政治哲学として、リベラリズム(自由主義)とコミュニタリアニズム(共同体主義)、さらにリパブリカニズム(共和主義)などを把握する。これらを念頭に、公共性に関する具体的な事例を議論する。ハーバード白熱教室をモデルにして、同様の対話型講義を行い、参加者が自ら考えて発言することを目指す。それによって、現実の日本政治や国際情勢などの時事的問題も自ら深く考察することができるようにする。
授業計画・授業内容
Course Plans and Contents
T.公共哲学の意義:@新しい学問に向けて:学際性、実践性、国際性
          A政治と公共哲学

U.公共哲学の概要:B定義:公共性とは何か
          C・D歴史:リップマン、ハーバーマス、アーレントなど
          E・F公私観念と公共性の観念:各文明圏における展開
          G・H二つの公共性概念:共同性との関係
 
V.公共哲学の類型:I理論的地図:原子論と全体論
          J・K他の政治哲学:マルクス主義、ポスト・モダン
          L・M・N功利主義など
キーワード
Keywords
公共性、公私関係、正義、自由、コミュニティー
教科書・参考書
Textbooks/Reference Books
マイケル・サンデル『ハーバード白熱教室 講義録+東大特別授業(上・下)』(早川書房、2010年)
マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』(早川書房、2010年)
小林正弥『サンデルの政治哲学』(平凡社新書、2010年)
小林正弥『日本版白熱教室ーーサンデルにならって正義を考えよう』(文春新書、2011年)
山脇直司『公共哲学とは何か』(ちくま新書)
『公共哲学』20巻シリーズ(東京大学出版会)
評価方法・基準
Evaluation Procedures and Criteria
原則として試験による。講義中の発言や意見のサイト掲載による加算の機会を与える予定。
関連科目
Related Courses
公共哲学Uに接続するので、双方合わせて受講することが望ましい。政治哲学T・U(一昨年度開講)や政治哲学特講(昨年度開講)とは密接に関連する。
履修要件
Prerequisite
なるべく、この講義に対応するゼミ(公共哲学演習T・U)を1つ受講することが望ましい。講義とゼミとを連携させて、学習や思考を深める方式をとっている。
備考
Remarks
専門的知識がなくても、受講することができる。「公共哲学演習」でもこの講義に関する参考文献を読み、議論する。なるべくそれと同時に、この講義に参加し、発言することが望ましい。これは、ハーバード白熱教室の方式である。今年度は、実験的にこのような形の講義を行うが、来年度以降は未確定なので、受講希望者は今年受講することを勧める。