学科・科目の種別等

法経学部
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授業コード A14G0601 科目コード A14G06
授業の方法 講義 単位数 4
期別 後期 曜日・時限 月4・木4
授業科目

経済法

担当教員 栗田 誠 | 栗田 誠
履修年次/セメスター 3年次以上
受講対象 自学部他学科の学生
他学部学生  
科目等履修生
概要  独占禁止法を中核とする経済法について概説する。特に,日々生じる独占禁止法違反事件のほか,規制や知的財産,国際取引と競争にかかわる事例を素材に,利害関係者の行動を分析することを通して,経済法システムのダイナミズムを明らかにする。
目的・目標 @市場経済を支える法制度(システム)である経済法の役割とそこでの独占禁止法の位置付けを理解する。
A独占禁止法の概要(主要な違反行為類型,違反処理手続,違反に対するサンクション,公正取引委員会の組織・役割)を理解する。
B規制,知的財産,国際取引と関係する競争を巡る諸問題を理解し,その解決のための法的対応策を考える。
授業計画・授業内容  次の4つに分けて進める。
【オリエンテーション】(1・2回)
【第1編】 経済法・独占禁止法総論:経済法・独占禁止法の意義・経済的基礎,独占禁止法の規制手法,関連法分野,利害関係者,独占禁止法の全体構造,違反行為の主体と被害者,市場,違反行為類型,サンクション,手続(3〜12回)
【第2編】 独占禁止法各論:不当な取引制限,不公正な取引方法,私的独占,企業結合行為(13〜24回)
【第3編】 独占禁止法特論:規制と競争,知的財産と競争,国際取引と競争(25〜27回)
キーワード 独占禁止法,競争法,競争政策,公正取引委員会,市場メカニズム,政府規制,知的財産権,国際取引
教科書・参考書 ・教科書は指定しないで,講義資料を配布する予定。
・参考書の詳細は第1回に紹介するが,@〜Bがコンパクトであり,いずれかを常に参照することを勧める。Cは,事例を参照するのに便利である。
@白石忠志『独禁法講義〔第3版〕』(有斐閣・2005年)
A岸井大太郎他『経済法−独占禁止法と競争政策〔第4版〕』(有斐閣アルマ・2003年)
B川濱昇他『べーシック経済法』〕』(有斐閣アルマ・2003年)
C厚谷襄児他編『独禁法審決・判例百選〔第6版〕』(有斐閣・2002年)
評価方法・基準 @アンケート(10%):出席確認の意味を含め,アンケート調査を実施する。
A小テスト(30%):基礎的理解度を試す小テストを2〜3回程度実施する。
Bレポート(10〜20%):1〜2回,簡単なレポートの提出を求める。
C定期試験(40〜50%):論述式の試験を期末に実施する。
(@〜Bの実施期日は予告しない。)

関連科目 行政法,知的財産法
ミクロ経済学,産業組織論
備考 ・企業間の競争にかかわる問題・公正取引委員会の活動に関心を持ち,新聞・雑誌の関係記事を読むこと。