学科・科目の種別等

法経学部
・・・・・・・・・・・・・・・
授業コード A23C7001 科目コード A23C70
授業の方法 講義 単位数 4
期別 前期 曜日・時限 火3・火4
授業科目

金融工学

担当教員 大鋸 崇 | 大鋸 崇
履修年次/セメスター 3・4/前期
受講対象 自学部他学科の学生
他学部学生
科目等履修生
概要 最近国内でも企業からの需要が高まっている金融工学の講義を行う。
目的・目標 金融工学とは、投資におけるリスクにはどのようなものがあり、それを避ける、すなわち、リスクをヘッジするためにはどのような投資戦略を応用すれ良いのかについて学ぶ学問である。本科目では、以下の2点について焦点を当て講義を進める。基本的な、数学および経済学の理論を前提とし、1期間モデルにおける将来の不確定な収益についての考察し、その後、多期間における将来の不確定な収益をどのように取り扱うべきかを考察する。
授業計画・授業内容 前期は、統計学の復習からはじめ、利子率および現在割引価値について学ぶ。その後、ポートフォリオ理論について学ぶ。ポ−トフォリオ理論は、複数の金融資産をどのように組み合わせれば、期待収益率を高くリスクを小さくすることができるのかという問題を理解するために重要な理論である。
上記のような理論を習得した後、効率的ポートフォリオのリスクとリターンの関係を理解する上で重要なCAPM(資本資産評価モデル)について解説をおこなう。さらに、資本市場理論において比較的新しいトピックとしてAPT(裁定価格理論)を取り上げる。
後期は、金融派生商品(デリバティブ)について議論をおこなう。デリバティブは現代では証券市場を理解する上で避けては通れないものとなっているが、一般にどのようなものかを理解している人は少ない。そのような中、第一にデリバティブとは何かを理解し、その上で、プライシングの理論を解説していく。最終的な目標としては、ブラック=ショールズ式を解説しこの理解を図る。
キーワード ポートフォリオ理論、CAPM、APT、オプション、ブラック・ショールズ式
教科書・参考書 証券投資論(日本証券アナリスト協会編)日本経済新聞社
評価方法・基準 テスト2回、課題2回の総合点により評価を行う。
関連科目 統計学総論、ミクロT,U、マクロT,U