学科・科目の種別等

個別科目
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授業コード G6326301 科目コード G63263
授業の方法 講義 単位数 2
期別 後期 曜日・時限 月4
授業科目

政治学E2

担当教員 石田 憲
履修年次/セメスター 後期
受講対象 自学部他学科の学生
他学部学生
科目等履修生
A法総以外
概要 国際政治Tの考察をふまえた上で、現在の国際紛争がなぜ起こるのか、これに対して外交がどの様な役割を有してきたのか、を論じていく。講義では、紛争解決の可能性について、現在と過去の対話を繰り返しながら模索していく。
目的・目標 戦争、外交という伝統的な国際政治のテーマを扱いながら、現在生じている新たな紛争を考察していく。国際政治Tと同様、出席者は個々の問題に対する各自の意見を求められる。ある問題に対して、自分がどのように考えるか、をできる限り大切にしていきたいので、積極的発言を期待している。
授業計画・授業内容 戦争はなぜ起きるのか?
    人類に伴う属性
    国民国家体系による戦争の激化
    資本主義システムによる戦争の循環
   国際政治における外交
    外交の歴史的発展
    比較対外政策
    多国間外交の展開
キーワード 戦争、原因、外交
教科書・参考書 特にテキストは指定しないが、石田憲『地中海新ローマ帝国への道―ファシスト・イタリアの対外政策 1935-39―』東京大学出版会、1994年、斉藤孝『戦間期国際政治史』岩波全書、1978年、J・ジョル『ヨーロッパ100年史』T・U、池田清訳、みすず書房、1976、7年、を参考書とする。
評価方法・基準 他学部の学生にとって、やや難しいところがあるかもしれないが、この分野に関する文献を読むことに抵抗がなければ、それほどの問題はないかもしれない。評価方法としては、参考文献リストから関心のある本を読み、レポートを出した場合、学期末試験の加算点とする。成績は学期末試験を100点満点として、これにレポートの成績(最高でも20点)を加算して計算する。
関連科目 国際統合論
履修要件 原則として、国際政治Tの受講者を対象とするが、Uのみの受講を妨げるものではない。
備考 講義は、あくまで考えるきっかけを提供するものなので、本来学問はそこから出発して、自らの関心に即して更に考察を進めていくものと言えよう。その意味で、講義を聴講しながら、何らかの関連文献を1冊も読まないのは、その趣旨を見誤っていると考えてほしい。