学科(専攻)・科目の種別等

専門科目 園芸経済学科
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授業コード H13010101 科目コード H130101
授業の方法 講義 単位数 2
期別 前期 曜日・時限 水2
授業科目

農業経済学概論A

Introduction to Agricultural Economics
副題 食料・農業・農村開発問題への経済学的考え方の基礎を学ぶ
担当教員 大江 靖雄
履修年次/セメスター 1〜4 時間数 30 受入人数 50
受講対象 自学部他学科(自研究科他専攻)  
他学部(他研究科)
科目等履修生
教室等 園 206講義室
概要 食料・農業・農村と農業を取り巻く関連産業を解明する経済学の領域と役割について説明し、重要な課題についてその背景と課題解決の方法についての理解を深め、経済学的な思考法の基礎を習得する。
目的・目標 農業経済学の学問的広がりと課題を理解し、農業・食糧・農村の特質についての認識を深める。農業を産業として経済学の視点からの基礎的な解析を中心として、そのフードシステム、農村環境、国際化などの新たな課題の背景やそれを解明する研究の社会的意義と「おもしろさ」を同時に習得する。これらを通じて、園芸経済学科の全体的な研究課題を優しく理解できるようになる。
授業計画・授業内容  第1回 ガイダンス:農業経済学とはどういう学問か,園芸経済学科でなにを学ぶことができるか等について解説する.
 第2回:経済学と農業的世界の基本的考え方の解説
 第3回:経済発展と農業、食料需要の所得弾力性、エンゲルの法則の解説
 第4回:食料の需要と供給、食料需要の価格弾力性の解説
 第5回:農業生産と土地、収穫逓減の法則、規模の経済性の解説
 第6回:農業の経営組織の考え方の解説
 第7回:農産物の市場組織と価格価格政策の解説
 第8回:農産物貿易と農業保護政策について解説
 第9回:世界の人口と食料問題について解説
 第10回:食生活の成熟とフード・システムについて解説
 第11回:農業の近代化と緑の革命について解説
 第12回〜第13回資源・環境問題と農業との関連性について解説
 第14回:日本の農業と食料、農業基本法について解説
 第15回:期末テスト 
キーワード 農業問題,食糧問題,農村問題,農業経営,農産物流通システム,消費者行動,価格形成,フードシステム,環境保全型農業
教科書・参考書 テキスト:農業経済学 第2版/荏開津典生,岩波書店,2003
参考書:消費者と食料経済/黒柳俊雄,中央経済社,2000, 農業経済学 5訂版/土屋圭造,東洋経済新報社,1997,  農業経済学講義/佐伯尚美,東大出版会,1989, 日本農業読本/馬場啓之助・唯是康彦編,東洋経済新報社, 農業経済論 新版/速水佑次郎・神門善久,岩波書店,2002
評価方法・基準 小テスト70点、期末テスト20点、授業参加の積極性10点で評価する。
関連科目 本科目は、園芸経済学科開講のすべての科目の基礎となる科目である.
備考 H17年度より松戸キャンパスで開講