学科(専攻)・科目の種別等

緑地環境学コース(博士前期)
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授業コード H21212001 科目コード H212120
授業の方法 講義・演習 単位数 2
期別 後期 曜日・時限 水2
授業科目

広域緑地計画論

担当教員 木下 剛
履修年次/セメスター 3〜4
受講対象 自学部他学科(自研究科他専攻)  
他学部(他研究科)
科目等履修生
概要 複数の行政区域にまたがる地域や広域圏、流域圏での緑地や環境インフラの計画、国土〜国際スケールでの保全区域の指定、エコロジカルネットワークやカルチュアルートの形成等の理論と実際について、豊富な海外の事例を交えて紹介、検証する。
目的・目標 単一の行政区域や国土を越えた様々な空間スケールにおける広域的な緑地計画、環境インフラの形成、エコロジカルネットワークの形成に関わる理論と実際について内外の実例から学習し、日本の国土形成計画や広域圏計画、東アジア圏での空間計画を視野に入れた広域的環境基盤形成の在り方について考えるための基礎的知識を修得することを目標とする。
授業計画・授業内容 1〜5:地域スケールでの緑地計画の理論と実際:古典的公園系統およびグリーンベルトの現在、都道府県広域緑地計画及び緑の基本計画、東ロンドンのグリーングリッド、ロンドンプランにおける戦略的オープンスペースネットワーク、韓国の開発制限区域の現在、米国のグリーンウェイ、ドイツ都市における風の道の計画、流域管理機構としてのエムシャーパーク等。
6〜12:広域圏〜国土スケールでの緑地計画の理論と実際:全総から国土形成計画における国土軸の形成及び保全系方針、韓国の国土利用計画と緑地計画、首都圏における環境インフラの形成、オランダのランドシュタット/グリーンハート、イギリスにおける運河再生と水資源管理、鶴見川水マスタープラン、多摩川リバーミュージアム構想、イギリスにおけるフットパス/ネイチャートレイルの計画とカントリーコード等。
13〜15:国際スケールでの緑地計画の理論と実際:EUの空間計画及びエコロジカルネットワークの計画、ライン川等における河川再生、東アジア圏の空間計画及びエコロジカルネットワークの在り方
評価方法・基準 毎回の授業への参加意欲、ディスカッション、課題内容を総合的に評価し、60点以上を合格とする。