学科(専攻)・科目の種別等

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専門科目 必修科目
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授業コード |
N11350101 |
科目コード |
N113501 |
授業の方法 |
講義・演習 |
単位数 |
2 |
期別 |
前期 |
曜日・時限 |
木4・木5 |
授業科目 |
看護学原論I
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担当教員 |
山本 利江 | 山本 利江 |
履修年次/セメスター |
1セメスター |
時間数 |
30 |
受入人数 |
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受講対象 |
自学部他学科(自研究科他専攻) |
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他学部(他研究科) |
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科目等履修生 |
可 |
教室等 |
第一講義室 | 第一講義室 |
概要 |
看護の目的を文献から解き明かし,他人の援助を必要としている人々が,自己の持てる力を最大限に働かせながら生きていけるよう支えていく看護を実現するための人間の見つめ方と,看護専門職固有の判断過程の論理を学習する。 |
目的・目標 |
看護とは何か、看護の対象とは何か、看護の役割とは何かについて学ぶ。看護の本質をとらえ、統一体としての人間を対象とした看護実践に必要な基礎的知識と思考過程を理解する。看護の本質を理解した上で、質向上に対する看護職者の責務について理解する。
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授業計画・授業内容 |
1.看護学を学問として理解する
・「あらゆる物ごとは事実のつながりをたどってみると過程である」ということをおおづかみに理解する。
・一般論を媒介にして事象の過程的構造とその法則性を把握することを繰り返し,立体像を形成する思考を習慣化する。
・科学的な認識論を活用し,事象にひそむ法則性を発見して立体像と照合し,矛盾を追究する思考方法を理解する。
2.看護とはどのようなはたらきか
・看護実践における対象と看護者の関わりの過程を概念的に追体験する。
・すべての看護実践は,本質において共通の構造(看護の原基形態)をもっていることを理解する。
3.看護学の目的論
・『看護覚え書』にみる「看護」「病気」「看護師」の本質を理解し意識的に活用する。
4.看護学の対象論
・看護する目的に照らして「健康」「生活」の本質を理解し,生活過程を把握するときに意識的に活用する。
・ライフサイクルや健康障害の種類と段階が異なる様々な人間の生活の現象像を豊かにして,人間のもてる力への洞察を深める。
・日進月歩の生命科学の専門知識と観念的追体験の能力を,対象特性把握に活用する方法を知る。
5.看護学の方法論
・看護実践を導き発展させる思考過程の定式を理解し、意識的に活用する(実践方法論=看護過程展開の技術)
・間接体験と直接体験のどちらにおいても,意識して様々な人々のその時々の立場に移り,感情を察する努力をする。
6.看護学の発展とは
・看護諸理論と各看護理論家の対象・認識・表現の過程的構造を分析することで,各看護理論の意義と実践への適用の限界があることを知る。
・実践の科学である看護学では,実践の必要性が理論開発の方向を定め,開発された看護理論が看護学の次なる発展の方向を定めるという関係があることを知る。 |
教科書・参考書 |
薄井坦子「看護学原論講義」現代社
薄井坦子「科学的看護論第三版」日本看護協会出版会
F. ナイチンゲール(湯槇ます他訳)「看護覚え書」現代社
薄井坦子「ナースが視る人体」「ナースが視る病気」講談社
薄井坦子監修「Module方式による看護方法実習書」現代社
香川綾編「食品80kcalミニガイド」女子栄養大学出版部
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評価方法・基準 |
1.事例を用いたテスト
2.出席状況とグループワークへの参加および授業中のとりくみの姿勢
(毎授業後に提出するラベルの記述内容)
3.演習記録・実習記録と各課題レポート
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備考 |
3年次編入学生は、この科目を履修することができない。看護学原論Tの替わりに看護学原論IIIを履修すること。
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