学科(専攻)・科目の種別等

専門科目 地球科学科
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授業コード S15443201 科目コード S154432
授業の方法 実習 単位数 1
期別 前期 曜日・時限 集中
授業科目

水文学実験II

担当教員 佐倉 保夫
履修年次/セメスター 3年/前期集中 受入人数 15名以下(移動手段・実習用機器数等に制限があるため)
受講対象 理学部地球科学科学生
概要 野外実習を通して、流域水文学・斜面水文学に関する調査の手法・知識を習得し、あわせて初歩的な応用能力を育成する。
目的・目標 野外実習地を設定して水質調査、流水量調査、河川測量、土壌調査、地形・植生調査などを実施する。これらを通して、(1)基礎から応用までの水文観測技術を習得するとともに、(2)与えた課題に解答することにより、問題発見能力、データ解析能力および報告書の作成能力を養う。さらに、(3)それらを発表・討議することを通して、プレゼンテーション能力の向上を目指す。水文学に関する知識・技術を利用して、水環境問題を解決するための企画・実行能力を身に付けることを目標とする。JABEEの学習・教育目標の(E)に対応。
授業計画・授業内容 実習地として、毎年以下のいずれかを取り上げ、2泊3日程度の合宿研修を行い、水文学に関する器材使用・観測方法を集中的に学習し、併せて解析作業とゼミ形式での発表を通して水文現象の定量的な理解の仕方とプレゼンテーション方法について学ぶ。実習資料は教員側で用意する。
1.東京都秋留野市武蔵五日市流域または青梅市成木川流域
2.千葉大学理学部付属海洋生態系研究センター付近の流域
3.東京農工大学波及地演習林
4.その他
キーワード 野外実習,水文調査
教科書・参考書 参考書として水文地形学(古今書院),水質調査法(丸善)
評価方法・基準 成績は実習態度、レポート、発表・討論内容で行う。観測技術の習得度、報告書作成能力、問題発見能力および表現能力を見るために、レポート体裁、分析・観測結果の表現方法(水文現象の定量的な記述力と正確性)、理解度(分析・観測結果に対する考察内容、および課題に対する解答内容)、発表・討論内容を総合的に評価する。評価の比率はレポートの体裁:分析・観測結果の表現方法:理解度:発表・討論内容=2:3:4:1を原則とする。目標(1)〜(3)に対するウエイトは一律とする。
関連科目 水文学実験1,自然地理学概論,水文学1,水文学2
履修要件 自然地理学概論と水文科学実験1を履修済みであること
受講上限人数15名
備考 卒業研究時に水文学分野への配属を希望する場合,水文学実験1とともに本授業の単位を取得していることが優先配属のための条件となる.ただし,受入れ人数制限により履修できなかった場合は,その旨考慮する.