学科(専攻)・科目の種別等

国語
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授業コード E1A228701 科目コード E1A2287
授業の方法 演習 単位数 1
期別 後期 曜日・時限 水4
授業科目

中国古典学演習IIB

副題 漢詩の表現をさぐる
担当教員 加藤 敏
履修年次/セメスター 2〜4年 時間数 15 受入人数 30(演習科目であり、レポート発表等の回数を勘案すると30名が上限となります。)
受講対象 自学部他学科(自研究科他専攻)  
他学部(他研究科)  
科目等履修生
教室等 教1333
概要  後期からの受講者のために、漢詩を読解するための基礎的事項(詩型・押韻・対句・平仄・換韻等)について講述します。次に、李白・白居易・李賀・李商隠の作品を、それぞれ演習形式で読解します。
目的・目標 一般目標:中国古典のうち、韻文を読解し、漢文への理解を深めることを目標としています。
到達目標:本演習は、古典に対する理解を深めることを目標としています。これは、漢詩に関する知識の習得や訓読のスキルを身につけることを目指すものではありません。あえて言えば、そうした知識やスキルを用いて古典がいかに読めるかということを受講生それぞれが深めていくことをめざしています。したがって、知識やスキルの習得といったレベルの到達目標は設定しません。
授業計画・授業内容 第1回:漢詩を読むために(1)近体詩(律詩・絶句・排律)と古体詩(楽府を含む)について解説します。
第2回:漢詩を読むために(2)押韻・平仄・対句について解説します。
第3回:李白の詩を読む(1)「古風五十九首」其一を読みます。
第4回:李白の詩を読む(2)「月下独酌」を読みます。
第5回:李白の詩を読む(3)「峨眉山月歌」「黄鶴楼送孟浩然之広陵」を読みます。
第6回:李白の詩を読む(4)「秋浦歌」其十五、「送友人」を読みます。
第7回:白居易の詩を読む(1)「香炉峰下……」を読みます。
第8回:白居易の詩を読む(2)「売炭翁」を読みます。
第9回:白居易の詩を読む(3)「八月十五日夜……」を読みます。
第10回:李賀の詩を読む(1)「雁門太守行」を読みます。
第11回:李賀の詩を読む(2)「秋来」を読みます。
第12回:李賀の詩を読む(3)「蘇小小墓」を読みます。
第13回:李商隠の詩を読む(1)「夜雨寄北」を読みます。
第14回:李商隠の詩を読む(2)「琴瑟」を読みます。
第15回:まとめ。
キーワード 近体詩・古体詩・李白・白居易・李賀・李商隠
教科書・参考書 教科書:指定しません。すべてプリントを用意します。
参考書:それぞれの詩人を扱う際に紹介します。

評価方法・基準  演習形式の授業ですから、レポーターとして作成したレジュメの内容、発表のレベルにより評価します。また、授業中の質問や意見、ならびに毎時間配布する質問用紙の利用の程度も勘案します。
備考  この授業計画は、決して固定して変更できないものではありません。実際の受講生の知的レベル、興味関心の所在にあわせて修正し、所期の授業の到達目標及びテーマを実現するようにしますので、安心して受講してください。