学科(専攻)・科目の種別等

理科
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授業コード E1E110501 科目コード E1E1105
授業の方法 講義・実習 単位数 2
期別 後期 曜日・時限 火5
授業科目

遊び道具の科学

Science of Fabrication in Toys and Tools
担当教員 加藤 徹也
履修年次/セメスター 1〜4年 受入人数 40
受講対象 自学部他学科(自研究科他専攻)  
他学部(他研究科)  
科目等履修生  
小学校教員を目指す学生
教室等 教3301
概要 身の回りの道具や身近な自然現象を楽しむ遊び道具について、素材の性質や構造を調べたり加工法について工夫を加えたりしながら、自然現象を楽しむための着目点を探る。
目的・目標 一般目標:玩具や道具を作ったり使ったりして遊ぶの実践の中に、単純な予想とは外れた面白さをどうすればうまく引き出せるかを考える。
達成目標1:空間を移動するもの, 回転するもの, 磁石を使うもの, 音や光を使うものなどの遊び道具について、体験から理解し、レポートにまとめる。
達成目標2:自ら調べた遊び道具の材料調達・作成・制御のポイントを研究レポートに表現し、効果的に説明する。
達成目標3:他の学生の発表からその実施のポイントを理解し、工夫等について議論する。
授業計画・授業内容 希望等により内容を変更します。通常の各回は実習を伴います。
01. 摩擦と慣性…………達磨落し・テーブルクロス抜き
02. 楽器の仕組み………ストロー笛・ワイングラス
03. 空気の影響…………風車・紙飛行機・変化球・掃除機・紙吹雪
04. 回転と飛行…………紙ヘリコプター・ブーメラン
05. つりあいと動き……シーソー・弥次郎兵衛・起上り小法師
06. 力と運動の変換……機構のいろいろ
07. モーターの活用……旋回する飛行機
08. 回転物体の動き……コマ・地球ゴマ・車輪
09. 不思議なコマ………逆立ちゴマ・ラトルバック
10. 固体か液体か………スライム・泡・シャボン玉
  [研究レポート仮提出]
11. 磁力を使った玩具…磁石独楽・空中回転磁石・磁石振り子
12. 光と鏡………………虹の作り方・3D凹面鏡・万華鏡・偏光板ステンドグラス
13.講義のまとめ
  [研究レポート仮返却]
14. 研究発表と討論(1)
15. 研究発表と討論(2)
  [研究レポート再提出]
キーワード おもしろい物理現象
教科書・参考書 以下すべて、研究レポート作成のための参考書の例。
戸田盛和『おもちゃの科学1〜6』日本評論社、アンドリュー・デュアー「ほんとに飛ぶ!紙ヘリコプター」二見書房、同「よく飛ぶ紙ヒコーキ博物館」二見書房、同「冒険者たちの翼・よく飛ぶ立体紙ヒコーキ」二見書房、戸田拓夫「よく飛ぶ立体折り紙ヒコーキ」二見書房、同「PAPER AIRPLANE 飛べ飛べ、紙ヒコーキ」二見書房、繁下和雄 月刊音楽広場特別編集「よく鳴る紙楽器」クレヨンハウス、愛知・岐阜物理サークル編「いきいき物理わくわく実験」改訂版1,2 日本評論社、岐阜物理サークル編「のらねこ先生の科学でいこう!」日本評論社、江沢洋・東京物理サークル編「物理なぜなぜ事典」1, 2 日本評論社、滝川洋二・吉村利明編「ガリレオ工房の身近な道具で大実験」第1〜4集 大月書店、米村傳治郎監修 大沢幸子「米村傳治郎のおもしろ科学館」オーム社、工学院大学企画部編「おもしろ理科実験集」シーエムシー出版、岩波洋造・森脇美武「絵を見てできる理科実験」講談社サイエンティフィック、K.ギッブス著 笠耐訳「ゆかいな物理実験」朝倉書店、新 観察・実験大事典 物理編1〜3・化学編1〜3 東京書籍
評価方法・基準 平常点         50
研究レポート(文書/作品)30
発表のプレゼンテーション10
発表会での討論     10

研究レポートの主眼点は、どうやって作るか、どういう点が面白いかがわかりやすく伝わるか、作成や利用の時に面白さをアップさせるための工夫はなにか、の三点です。
備考 研究レポートは仮提出・仮返却・再提出します。