学科(専攻)・科目の種別等

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法経学部
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授業コード |
A121A0101 |
科目コード |
A121A01 |
授業の方法 |
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単位数 |
2 |
期別 |
前期 |
曜日・時限 |
月2 |
授業科目 |
ミクロ経済学I
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Microeconomics I |
担当教員 |
野村 芳正 |
履修年次/セメスター |
1/前期 |
受講対象 |
自学部他学科(自研究科他専攻) |
可 |
他学部(他研究科) |
可 |
科目等履修生 |
可 |
概要 |
資源の稀少性、機会費用といった基礎的概念の日常的理解から始めて、主体均衡、市場均衡を通じての価格の資源配分機能を、最近の日本経済に生起する諸問題の分析で例示しながら、基礎から体系的、積上げ式に自然に習得させる。 |
目的・目標 |
経済学の専門科目で必要となる、経済分析の基礎、及びその応用、すなわち「経済学で考える」習慣を身に付けさせる。 4年間の経済分析のカリキュラムの導入部分として、敢えて多変数解析に拠り可能となる一般性を犠牲にして、寧ろ(消費代替、生産要素代替といった側面を取扱うために必要な最小限の)2変数、グラフによる理解の重要性を強調する。 |
授業計画・授業内容 |
以下の(1)〜(6)の各サブジェクトについて、2〜3週間をかけて、詳説する。
第1回:(1)資源の稀少性と機会費用:消費者主権、
第2回:(1)資源の稀少性と機会費用:生産可能性、
第3回:(1)資源の稀少性と機会費用:経済成長
(時間外学習:講義後、配布の「講義ノート」、pp. 1-9を参考にしながら、自分のノートを復習すること)
第4回:(2)市場の需給法則:市場需要、市場供給、および市場均衡
第5回:(2)市場の需給法則:比較静学、安定性、
第6回:(2)市場の需給法則:弾力性
(時間外学習:講義後、配布の「講義ノート」、pp. 10-16を参考にしながら、自分のノート、及び講義での課題を復習すること)
第7回:(3)消費者の選択:近似版としての消費者余剰分析、
第8回:(3)消費者の選択:消費代替と無差別曲線分析、
第9回:(3)消費者の選択:代替効果と所得効果
(時間外学習:講義後、配布の「講義ノート」、pp. 16-21を参考にしながら、自分のノートを復習すること)
第10回:(4)企業の生産決定:効率的生産と費用、
第11回:(4)企業の生産決定:利潤最大化と供給
(時間外学習:講義後、配布の「講義ノート」、pp. 21-26を参考にしながら、自分のノートを復習すること)
第12回:(5)市場構造:@独占、A寡占、
第13回:B独占的競争
(時間外学習:講義後、配布の「講義ノート」、pp. 26,27を参考にしながら、自分のノートを復習すること)
第14回:(6)外部性による市場機能の停止:コーズの定理、
第15回:(6)外部性による市場機能の停止:内部化のための諸政策手段
(時間外学習:講義後、配布の「講義ノート」、pp. 28-32を参考にしながら、自分のノートを復習すること) |
教科書・参考書 |
受講者数にも依るが、講義内容の「厳密版」はハードコーピーで配布、もしくは、電子媒体でアクセス可能にしておく。ただし、これらの教材が教室での対面講義に取って代わるものでないことは、最初の1、2週で自明となる筈である。 |
評価方法・基準 |
「重要な事項は、講義できちんと解説すべきであり、かつ、重要な事項を試験で訊くべき」という信条から、講義内容に即して出題される期末試験による。 |
備考 |
上述「授業概要」から明らかなように、1年次の履修、合格を強く推奨する。
「ミクロ経済学T」と「マクロ経済学T」の同一学期での並行履修は無謀であるので、前期、後期に分けて計画的に履修すること。 |