学科(専攻)・科目の種別等
Department/Division

教養展開科目(国際性を高める)
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授業コード
Class Code
G15N23101 科目コード
Course Code
G15N231
授業の方法
Course Type
講義 単位数
Credits
2
期別
Semester Offered
後期 曜日・時限
Day & Period
金1
授業科目
Course Title

日本事情10

Introduction to Japanese culture 10
副題
Subtitle
日本アジア文化交流史
担当教員
Instructor
見城 悌治
履修年次/セメスター
Students' Year/Semester to take the Course
1〜4年 時間数
Total Hours
15 受入人数
Maximum Number of Students
20
受講対象
Students for whom Course is Intended
日本人学生受講可
教室等
Classroom
国セ大講
概要
Brief Description
 日本とアジア諸地域との文化交流を歴史的に振りかえる中で、その意義・役割を検討し、今後の関係性を模索するための素材とする。
目的・目標
Objectives and Goals
 われわれが日常的に「日本文化」として理解しているものは、どこから来たのだろうか。あるものは中国から、あるものはアメリカから、、そしてあるものは日本独自(?)・・・。 
 こうした問題について、とりわけ歴史的な関係性が質量とも大きいアジア各地との文化交流の歴史を振り返ってみる事によって、アジアと日本の今後の方向性を考えていく端緒とする。したがって、授業の目的は、知らなかった知識を集積し、教養を深めていくのみでなく、本来流動的な存在である「文化」形成をどのように考えていくのか、という視座を身に付けるところにも置かれる。 
授業計画・授業内容
Course Plans and Contents
 古代以来、東アジア文化の影響下にあった日本は、中国・朝鮮などの影響を受けつつ、多元的な文化を生成してきた。さらに16世紀末には東南アジア各地との交易の輪を広げていく。明治維新以降は、欧米に追随した「西洋文化受容」の道を積極的に進めていくが、アジアとの関係性は様々な形で継続していく。さらに20世紀に入ると戦争が大きな影を落とすが、その過程での「文化的交流」もあった。
 本講義は、学校教育ではあまり触れられることの少ないアジア諸地域と日本との関係史を文化交流などを中心に講じてゆきたい。扱う国・地域は東アジア、東南アジアを中心に考えている。扱う時代は、古代から太平洋戦争期までとする予定である。
 また留学生と日本人学生が双方受講するという性格を活かして、意見交換の場も適宜に設けていきたい。
キーワード
Keywords
文化交流、歴史認識、アジアと日本
教科書・参考書
Textbooks/Reference Books
プリントを適宜配布する。           
評価方法・基準
Evaluation Procedures and Criteria
最終レポート(60%)、小レポート(20%)、出席点・発言点(20%)  
関連科目
Related Courses
「隣人を知る」、「近代日本のアジア観」、「日本事情9」、「近代日中の文化と思想を考える」