学科(専攻)・科目の種別等
Department/Division

看護学専攻(博士前期)
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授業コード
Class Code
N213302XX 科目コード
Course Code
N213302
授業の方法
Course Type
講義 単位数
Credits
2
期別
Semester Offered
後期 曜日・時限
Day & Period
木2
授業科目
Course Title

精神看護学II

Advanced Psychiatric and Mental Health Nursing II
担当教員
Instructor
岩崎 弥生
履修年次/セメスター
Students' Year/Semester to take the Course
後期 時間数
Total Hours
30 受入人数
Maximum Number of Students
 
受講対象
Students for whom Course is Intended
自学部他学科(自研究科他専攻)  
Students of Other Departments
 
他学部(他研究科)
Students of Other Schools
 
科目等履修生
Non-degree Students
概要
Brief Description
看護および精神看護に関連する理論や方法論を精神看護の実践の場で適用する能力を高め、精神看護における高度な看護実践の基盤となる能力を養う。
目的・目標
Objectives and Goals
1)心理社会的健康状態をアセスメントするためのさまざまなアプローチを検討する。
2)ホリスティック看護のアプローチをメンタルヘルス支援に適用する方法を検討する。
3)自身の精神看護の実践について看護理論を用いて分析的に振返り・評価し,精神看護の知識・技術の向上における自身の課題を明確にして,その課題を探求する方法を論述する。
授業計画・授業内容
Course Plans and Contents
1回 〔オリエンテーション、学習課題と目標の設定〕
授業の目的・目標、学習内容を理解し、自己の学習課題・目標を明瞭化する。

2〜8回〔精神の健康生活状態の評価〕
1)患者・家族に効果的なケアを提供する上で必要となる査定方法について理解し、その適用の対象・方法・限界を学ぶ。
2)患者・家族のメンタルヘルスやQOLに関する諸理論を理解したうえで、精神の健康生活状態を全人的に評価・査定する方法を学ぶ。
3)精神の健康生活状態の評価・査定の結果を看護実践に生かす方法を検討する。
・認知・心理・社会的な発達の評価
・障害児の発達
・精神症状、ADL、ライフスキルなどの査定
・ストレス、メンタルヘルス、QOLなどの評価
・家族機能、家族力量などの評価

9〜12回〔看護援助・セラピーの理解〕
1)ホリスティックなメンタルヘルス支援の技術を学ぶ。
2)精神看護領域で用いられる看護援助・セラピーについて、研究成果に基づくエビデンスと適用時の留意点を含めて理解し、メンタルヘルス向上のために適用する方法を検討する。
・グラウンディング、センタリング
・リラクセーション
・回想法
・アイスブレーキング
・問題解決ファシリテーション

13〜15回〔精神科看護援助・セラピーの理解〕
1)自分自身の精神看護の実践を振り返り、看護理論を用いて分析的に評価する。
2)自身の看護実践の評価に基づき、自身が追求したい看護課題およびその課題の探求方法について検討し、レポートにまとめる。
教科書・参考書
Textbooks/Reference Books
1)ブロンフェンブレンナー(2007)人間発達の生態学:発達心理学への挑戦.川島書店.
2)岡本祐子(2002)アイデンティティ:生涯発達論の射程.ミネルヴァ書房.
3)Baltes, P.B. & Baltes, M.M. (1993) Successful aging. Cambridge.
4)Davis, M. et al. (2000) The relaxation & stress reduction workbook. New Harbinger.
5)今村光章(2009)アイスブレイク入門.解放出版社.
6)津村俊充,石田裕久(2000)ファシリテータートレーニング.ナカニシヤ出版.
7)ビデオ:精神分裂病を生きる@〜I
8)ビデオ:自律訓練法
9)ビデオ:回想法@〜C
10)DVD:認知行動療法 べてる式
※ 精神看護学Tの教材も引き続き利用していくこと。
評価方法・基準
Evaluation Procedures and Criteria
プレゼンテーション及びその資料、自身の精神看護実践に関するレポートによる。

※プレゼンテーション資料はA3両面ホチキスなしで提出。学籍番号・氏名・発表日時・発表タイトルを忘れないこと。引用ごとに出典を必ず記載すること。