学科(専攻)・科目の種別等
Department/Division

法経学部
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授業コード
Class Code
A122A0601 科目コード
Course Code
A122A06
授業の方法
Course Type
講義 単位数
Credits
4
期別
Semester Offered
通期 曜日・時限
Day & Period
木3・火5
授業科目
Course Title

社会思想史

History of Social Thoughts
担当教員
Instructor
三宅 芳夫,内村 博信 | 内村 博信,三宅 芳夫
概要
Brief Description
 現代社会の政治的・経済的・社会制度的なさまざまな問題点を、思想史的に考察する。
目的・目標
Objectives and Goals
 現代社会の問題点を多角的な視野から批判的にとらえ、歴史的・社会構造的・地域相関的に考える能力を養うことを目的とする。
授業計画・授業内容
Course Plans and Contents
 現代社会の政治的・経済的基盤を形成してきた民主主義・自由主義・社会主義について考察する。おもに自由主義政策を基調とした民主主義体制をとるアメリカと、社会主義政策を基調とした民主主義体制をとるヨーロッパでは、社会保障・雇用制度などさまざまな面で政治・政策的取り組みが異なっている。これらふたつの政治体制を比較検討しつつ、今後の日本社会について展望する。
 前期(木曜3時限)担当:内村
   第1回 イントロダクション
   第2回 系譜学的思考法(1)
   第3回 系譜学的思考法(2)
   第4回 系譜学的思考法(3)
   第5回 系譜学的思考法(4)
   第6回 文化的ヘゲモニー(1)
   第7回 文化的ヘゲモニー(2)
   第8回 世界システム論(1)
   第9回 世界システム論(2)
   第10回 フランクフルト学派(1)
   第11回 フランクフルト学派(2)
   第12回 戦後ドイツの政治文化と文化的記憶(1)
   第13回 戦後ドイツの政治文化と文化的記憶(2)
   第14回 戦後ドイツの政治文化と文化的記憶(3)
   第15回 まとめ(試験)
 後期(火曜・5時限)担当:三宅
   第1回 イントロダクション
   第2回 「近代」の誕生
   第3,4回 近代「自由主義」と「契約論」の構図
         政治的「自由主義」と経済的「自由主義」の関係
   第5,6回 「自由主義」と「資本主義」
         ヘーゲルにおける総合とマルクスによる批判
   第7回 「自由主義」と「民主主義」
   第8回 複数の「社会主義」と「民主主義」
   第9回 世界システム論
       「インター・ステイト」システムと資本主義世界経済
   第10, 11, 12回 世界システム論による「世界史」の描きなおし
   第13, 14回 「現代思想」と20世紀
   第15回 まとめ(試験)
教科書・参考書
Textbooks/Reference Books
参考文献・資料を授業の際に紹介する。
評価方法・基準
Evaluation Procedures and Criteria
 前期講義の最終回と後期講義の最終回に行う論述形式の期末テストによって評価する。
 評価の基準
 〔授業の理解度〕すべてを理解している必要はないが、それぞれのテーマについての問題点をどれだけ理解しているか。
 〔論述の説得性〕授業で論じたことと立場・主張は異なっていてもかまわないが、それぞれのテーマについて、どれだけ説得力のある議論がなされているか。