学科(専攻)・科目の種別等
Department/Division

教養展開科目(コアC関連)
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授業コード
Class Code
G15C21101 科目コード
Course Code
G15C211
授業の方法
Course Type
講義 単位数
Credits
2
期別
Semester Offered
後期 曜日・時限
Day & Period
水4
授業科目
Course Title

音楽史B

History of Music B
副題
Subtitle
15・16世紀のミサ曲
担当教員
Instructor
石川 陽一
履修年次/セメスター
Students' Year/Semester to take the Course
  時間数
Total Hours
32 受入人数
Maximum Number of Students
165人
受講対象
Students for whom Course is Intended
(隔年開講)
教室等
Classroom
F20
概要
Brief Description
基本的に講義形式。CD等による作品紹介とそれぞれの作品に対する考察を中心とする。
目的・目標
Objectives and Goals

15 Core Competencies for General Education
西洋音楽史上の後期中世からルネサンス期において最も重要な分野はミサ曲であった。15世紀から16世紀にいたる2世紀弱の時代に書かれたミサ曲の作品数とその芸術的な質は驚くべきものであると言いうるであろう。そのようなミサ曲の黄金時代を代表するといえる作曲家は数多いが、そのなかから特に、ギヨーム・デュファイ、ヨハンネス・オケゲム、ジョスカン・デプレそしてジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナの4人をとりあげ、彼らの作品について論ずるとともに、人間と芸術、社会と芸術のあり方についても学び、また音楽を理解する方法を知ることを目的とする。
1_知へのいざない
Introduction to Knowledge
知識力
Knowledge
探究力
Exploration
 
技術力
Technique
 
情報力
Information
 
批判力
Critical Thinking
2_人間のふるまい
Human Behavior
倫理観
Ethics
 
実践力
Practice
 
社会性
Sociability
 
自然観
View of Nature
 
創造性
Creativity
3_社会とのかかわり
Social Engagement
国際力
Global Attitude
 
地域力
Community Oriented Attitude
 
生活力
Vitality
 
指導力
Leadership
 
主体性
Independence
 
授業計画・授業内容
Course Plans and Contents
各回の予定は以上の通り。

 第一回:自己紹介、基本的注意、基本的な用語法
 第二回:中世のミサ曲
 第三回:ギヨーム・デュファイ、その1:その生涯と人物について
 第四回:ギヨーム・デュファイ、その2:初期から中期のミサ、循環ミサ曲の確立
 第五回:ギヨーム・デュファイ、その3:後期のミサ、フランドル楽派の祖
 第六回:ヨハンネス・オケゲム、その1:その生涯と人物について
 第七回:ヨハンネス・オケゲム、その2:「死者のためのミサ」現存する最古のミサ曲
 第八回:ヨハンネス・オケゲム、その3:「比例のミサ」と「任意の旋法のミサ」、超絶的技巧派としてのオケゲム
 第九回:ジョスカン・デ・プレ、その1:その生涯と人生について
 第十回:ジョスカン・デ・プレ、その2:「ミサ・ロム・アルメ・スーペル・ヴォーチェス・ムジカーレス(すべての楽音上のミサ・ロム・アルメ)」、技巧派ジョスカン
 第十一回:ジョスカン・デ・プレ、その3:「第6旋法のミサ・ロム・アルメ」、晩年の境地
 第十二回:ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ、その1:その生涯と人物について
 第十三回:ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ、その2:後期フランドル楽派との関係、初期の作品を中心に
 第十四回:ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ、その3:パロディー・ミサの大家、最初のイタリア人大作曲家
 第十五回:「ミサ曲」のその後
キーワード
Keywords
ミサ曲、西洋音楽史、音楽、中世、ルネサンス、ギヨーム・デュファイ、ヨハンネス・オケゲム、ジョスカン・デプレ、ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ
教科書・参考書
Textbooks/Reference Books
特に指定しない。参考書ほかは必要に応じて授業時に紹介する。
評価方法・基準
Evaluation Procedures and Criteria
出席ならびに期末レポート
備考
Remarks
音楽とは直感的に感ずるだけでなく、理解されることを欲している芸術であることを知って欲しい。