学科(専攻)・科目の種別等
Department/Division

教養展開科目(キャリアを育てる)
・・・・・・・・・・・・・・・
授業コード
Class Code
G15K32301 科目コード
Course Code
G15K323
授業の方法
Course Type
講義 単位数
Credits
2
期別
Semester Offered
後期 曜日・時限
Day & Period
金4
授業科目
Course Title

非営利市民事業と協同組合

Co-op and People's Business
副題
Subtitle
ともに生きる、社会を創る。
担当教員
Instructor
大塚 成男,伊丹 謙太郎
履修年次/セメスター
Students' Year/Semester to take the Course
  時間数
Total Hours
30 受入人数
Maximum Number of Students
特に制限しない
教室等
Classroom
概要
Brief Description
わが国における市民事業やコミュニティ・ビジネスにかかわってきた実務家・実践家をゲストに迎え、農林漁業・流通・福祉サービスなど地域社会から国際貿易、金融に至る広い領域において現在わが国の非営利セクターが直面している諸問題と取組事例について議論する。
なお、本科目はIYC記念全国協議会・寄附講座として、各分野の協同組合等からゲストの派遣に協力いただいている。詳細は、次の特設サイトから確認ください。https://sites.google.com/site/cooplecture/
目的・目標
Objectives and Goals

15 Core Competencies for General Education
市民自身が創る新しい公共の意義が語られる一方で、多くの学生にとって、NPOや社会的企業など「非営利組織で働く」ための手がかりとなる情報が不足している。一方で、世界を見回すと、プライベート・セクター(民間営利企業)やパブリック・セクター(公務員)とは異なるソーシャル・セクター(非営利・協同セクター)がヨーロッパを中心に伸張し新しい働き方の受け皿となってきている。教養展開科目「キャリアを育てる」の1つである本科目を通じて、ソーシャル・セクターで働くとはどういうことなのか、そのイメージを養ってもらいたい。
1_知へのいざない
Introduction to Knowledge
知識力
Knowledge
探究力
Exploration
技術力
Technique
情報力
Information
批判力
Critical Thinking
2_人間のふるまい
Human Behavior
倫理観
Ethics
実践力
Practice
社会性
Sociability
自然観
View of Nature
創造性
Creativity
3_社会とのかかわり
Social Engagement
国際力
Global Attitude
地域力
Community Oriented Attitude
生活力
Vitality
指導力
Leadership
主体性
Independence
授業計画・授業内容
Course Plans and Contents
第 1回 ガイダンス(履修案内のため、学生のみ参加可能)
第 2回 共助における非営利・協同組合セクターの可能性−
第 3回 協同組合運動の歴史と変遷
第 4回 震災復旧に関わる漁協の活動
第 5回 大学生の現在 − 大学生協学生生活実態調査から
第 6回 生協の社会的取組み ー 子育て支援を中心に
第 7回 食料自給と日本の農林業の可能性 ― 環境配慮型社会に向けて
第 8回 都市と農村の共生を求めて
第 9回 生活のリスクをシェアする ー 共済と協同組合
第10回 地域経済を支える共生型金融
第11回 就職とはなにか?新しい働き方を考える
第12回 コミュニティの課題と市民事業―ニーズを共有する者たちの自主事業運動
第13回 地域医療・地域福祉への取組−共助を通じた課題の解決
第14回 協同組合の10年に向けたブループリントと国際連帯
第15回 非営利・協同セクターの担い手と未来への課題
※各回の順番についてはゲストスピーカーの準備状況によって変更になります。
最新情報は、https://sites.google.com/site/cooplecture/ から確認ください。
キーワード
Keywords
社会貢献、コミュニティ・ビジネス、国際連帯、
教科書・参考書
Textbooks/Reference Books
教科書
 2012年国際協同組合年全国実行委員会『協同組合憲章〔草案〕がめざすもの』家の光協会
  ISBN-13: 978-4259521721(630円)

※資料はコピー、PDF等で順次配布。
※参考書については各回テーマ毎に紹介。
評価方法・基準
Evaluation Procedures and Criteria
1)講義への参加と毎回講義修了後に5分程度で簡単なコメントペーパーを提出【最大80%】
2)全体のうち、興味を覚えた回のテーマを軸にした期末レポートを提出【最大40%】
3)その他、講義内の発言等、コミットメントに応じた加点を行う。

※コメントペーパーの授業時間外提出を希望する学生には別途ネット経由の入力フォームを準備
※座学だけではなく質疑応答を含む対話型の講義科目になるため、コメントペーパーを含め、
授業への参加姿勢を積極的に評価します。学外者を招く寄附講座という形態をとっており、
できるかぎり多くの学生が聴講されることを希望するため、単位習得に不安を感じない措置を講じます。
※出席点を重視しますので、出席回数が10回に満たない場合は単位認定の条件を満たしません。
ただし、相応の理由があればレポートや発言点等にて代替することがあります。
関連科目
Related Courses
教養展開科目「キャリアを育てる/地域をつくる/国際性を高める」、教養コアE「くらしと環境」の各関連科目
履修要件
Prerequisite
大学で習得する各分野の専門性をどう社会に活かしているのかに興味をもつ学生。履修上、出席等に不安を有する(たとえば1ヶ月の短期留学を予定しているなど)学生は相談に応じます。
備考
Remarks
受入人数は講義室のキャパシティに拠る。必要に応じて講義室の変更することで、可能な限り希望者は履修できるように対応する。