学科(専攻)・科目の種別等 Department/Division

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教養展開科目(地域をつくる)
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授業コード Class Code |
G15U13501 |
科目コード Course Code |
G15U135 |
授業の方法 Course Type |
講義・演習 |
単位数 Credits |
2 |
期別 Semester Offered |
後期 |
曜日・時限 Day & Period |
水4 |
授業科目 Course Title |
サイエンスとアートのコミュニケーション
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Science Communication and Art Communication |
担当教員 Instructor |
縣 拓充,鈴木 雅之 |
履修年次/セメスター Students' Year/Semester to take the Course |
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受入人数 Maximum Number of Students |
30名まで: ワークショップ的な活動や、個人やグループでの調査・発表の機会を含むことから、少人数で授業を行う。 |
教室等 Classroom |
D23 |
概要 Brief Description |
日本でも盛んになりつつあるサイエンス・コミュニケーション、及び、アート・コミュニケーションの理論や実践のバリエーションについて学び、専門家と市民の間の実りある協働のあり方について考えていく。具体的には、科学者やアーティストの活動や専門性について学んだ後、専門家と市民を巻き込んだ様々な活動を紹介し、それぞれの狙いや背後にある考え方について整理・分類することを試みる。 |
目的・目標 Objectives and Goals
15 Core Competencies for General Education | この授業では、日本でも近年盛んになりつつあるサイエンス・コミュニケーション、及び、アート・コミュニケーションの理論や実践のバリエーションについて学ぶ。
欧米では古くから、サイエンスの専門家と市民との間のコミュニケーションに関わる実践、あるいは理論的研究が行われてきた。日本においても、サイエンス・コミュニケーションの重要性は急速に注目を集めつつある。他方でアートに関わるコミュニケーションに関しては、特に日本において、サイエンスに関わるもの以上に多くの実践が見られるものの、理論的研究はほとんど進んでいない。この授業では、まずサイエンスやアートの専門家の持つ専門性や、彼らの営みを紹介した後、専門家と市民を巻き込んだ活動とその背後にある考え方を取り上げる。後半は、受講者がそれぞれ実践事例を調べて情報を持ちより、それらの狙いや地域との関わり方、あるいは効果について整理・分類していくことを試みる。
授業を通じて、サイエンスやアートの専門家と市民との間の実りある協働のあり方について考え、また千葉大学のCOC事業の今後の可能性についても議論していきたい。 |
1_知へのいざない Introduction to Knowledge |
知識力 Knowledge | ○ |
探究力 Exploration | |
技術力 Technique | |
情報力 Information | |
批判力 Critical Thinking | ○ |
2_人間のふるまい Human Behavior |
倫理観 Ethics | |
実践力 Practice | |
社会性 Sociability | ○ |
自然観 View of Nature | |
創造性 Creativity | ○ |
3_社会とのかかわり Social Engagement |
国際力 Global Attitude | |
地域力 Community Oriented Attitude | ○ |
生活力 Vitality | |
指導力 Leadership | |
主体性 Independence | ○ |
授業計画・授業内容 Course Plans and Contents |
1. ガイダンス: 講義の目的と進め方について説明する。
2. サイエンス、アートとは?: サイエンス、アートとは何かを考える。
3-5. 科学者とアーティストの創造と熟達: 科学者やアーティストが持つ専門性や、その熟達のプロセスを紹介する。
6. トランス・サイエンスの時代: 科学と社会の関係について、その歴史的な経緯を紹介する。
7. 美術館の歴史と役割: 美術館の歴史的な変遷と、その社会的役割について紹介する。
8. サイエンスとアートのリテラシー: 市民が持つべきサイエンスやアートに関わるリテラシーについて議論する。
9. サイエンスカフェ: サイエンスカフェの背後にある理論と、その具体的な実践について考える。
10. サイエンスショップとコンセンサス会議: サイエンスショップやコンセンサス会議の背後にある理論と、その具体的な実践について考える。
11. アート・ワークショップ: アート・ワークショップの展開について考える。
12. アート・プロジェクト: アート・プロジェクトや地域系アートの展開について考える。
13-14. サイエンスとアートのコミュニケーションの分類: 個々が調べたサイエンスやアートのコミュニケーション事例について、ディスカッションを行いながら分類・整理していく。
15. まとめ: これまでの授業の内容をまとめ、全体のリフレクションを行う。 |
教科書・参考書 Textbooks/Reference Books |
教科書は特に指定しない。参考書は授業時間内に適宜紹介する。 |
評価方法・基準 Evaluation Procedures and Criteria |
授業への出席と発表・レポート等から総合的に評価する。 |
備考 Remarks |
授業の中では、概念や語句等を教科書的に覚えるのではなく、自らの知識や経験に結びつけながら、主体性を持って考えること、またそれを楽しむことを期待します。 |