学科(専攻)・科目の種別等 Department/Division

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史学科 専門基礎科目
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授業コード Class Code |
L12804201 |
科目コード Course Code |
L128042 |
授業の方法 Course Type |
講義 |
単位数 Credits |
2 |
期別 Semester Offered |
後期 |
曜日・時限 Day & Period |
金4 |
授業科目 Course Title |
ヨーロッパ・アメリカ史概説b
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The General History of Europe and America |
副題 Subtitle |
古代国家と近代国家 |
担当教員 Instructor |
保坂 高殿 |
履修年次/セメスター Students' Year/Semester to take the Course |
1,2,3,4 |
受講対象 Students for whom Course is Intended |
自学部他学科(自研究科他専攻) Students of Other Departments |
可 |
他学部(他研究科) Students of Other Schools |
可 |
科目等履修生 Non-degree Students |
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教室等 Classroom |
102講義室 |
概要 Brief Description |
およそすべての生物体が、個体発生であれ系統発生であれ、単細胞から複雑怪奇な複合体へと発展し、発展しつつもその同一性を終生堅持するように、国家を初めとする社会的組織も同じように幾多の変異変更を被りつつも、その範型を内包している。本稿ではこのような観点からギリシア古典期からビザンツ帝国成立期に至るまでのヨーロッパ史を、政治史的観点のみならず文化史的観点からも概観してその特質について論じることで、ヨーロッパ近代国家の基礎理解の材料を提供したい。
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目的・目標 Objectives and Goals |
古代地中海世界の周辺地域に生まれた一大文明が現代ヨーロッパ文明の範型であること、また、それを通して近代ヨーロッパ国家の特徴を、一方では現代西欧社会との比較から、他方でアジア社会との比較から理解し、そうすることによって、われわれ現代人が今置かれている特殊な立ち位置に対する明確な自覚を得ることを目標とする。 |
授業計画・授業内容 Course Plans and Contents |
授業では特に高校までの歴史教育で行われてきた諸事件の年代、原因、結果ないし影響といった断片的知識の提供は行わず、むしろ、それらを前提として、以下のような種々のトピックを設けた上で逐一解説する方法をとる。
1. 古代地中海世界の様相
2 ヨーロッパ文化圏と東アジアの文化圏
3 ギリシア世界における「市民」の概念
4. 都市国家と領域国家
5. 領域国家 ー マケドニアとローマ
6 古代国家と近代国家
7. 歴史認識と情報操作
8. 古代都市国家が国民国家に発展しなかった理由
9 権力の正統性 天皇制とローマ元老院
10 ローマ国制の変遷
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キーワード Keywords |
古代地中海世界、ギリシア・ローマ文化、都市国家、市民、公民、近代国民国家 |
教科書・参考書 Textbooks/Reference Books |
授業中に指示 |
評価方法・基準 Evaluation Procedures and Criteria |
平常点+テストまたはレポート |
関連科目 Related Courses |
ヨーロッパ古代社会論、ヨーロッパ中世社会論、ヨーロッパ近現代社会論 |
履修要件 Prerequisite |
特になし |
備考 Remarks |
中学(社会)・高校(地理歴史)選択科目 |