学科(専攻)・科目の種別等 Department/Division

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専門科目 園芸学科
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授業コード Class Code |
H11120201 |
科目コード Course Code |
H111202 |
授業の方法 Course Type |
講義 |
単位数 Credits |
2 |
期別 Semester Offered |
前期 |
曜日・時限 Day & Period |
金2 |
授業科目 Course Title |
蔬菜園芸学総論
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General Vegetable Science |
担当教員 Instructor |
丸尾 達 |
履修年次/セメスター Students' Year/Semester to take the Course |
2・3・4 |
時間数 Total Hours |
30 |
受入人数 Maximum Number of Students |
100名 |
受講対象 Students for whom Course is Intended |
自学部他学科(自研究科他専攻) Students of Other Departments |
可 |
他学部(他研究科) Students of Other Schools |
可 |
科目等履修生 Non-degree Students |
可 |
栽培・育種学概論 履修者が望ましい。 |
教室等 Classroom |
園 合同講義室 |
概要 Brief Description |
蔬菜園芸学に関する、野菜の分類法、生産や消費の動向、栽培環境、育種の現状、栽培管理法などについて、基礎から講義する。また蔬菜園芸学に関連するトピックスや話題についても画像などを多用して分かり易く解説する。 |
目的・目標 Objectives and Goals |
目的:蔬菜園芸学の分野の学術研究や、園芸産業の進展経緯や現状を理解する。具体的には、蔬菜・野菜の定義、各種作物の中での位置づけ、栄養学的利用法などを知り、野菜の品種の成立や育種方法、或いは発芽・花成・結実・養水分吸収など一般的な生理・生態反応に関する基礎的原理を理解する。さらにそれらの基礎的知見をベースにした実際の栽培法や、作型の発展、環境制御技術、育種の動向などの概要をを幅広く修得する。
目標:以上のことを修得することによって、蔬菜園芸とは何かを把握できるようになる。果菜類や葉根菜類の栽培に関する科目(果菜栽培論、葉根菜栽培論 )など、より専門的な科目の履修への導入的かつ基本的な知識が身につけられるようになる。
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授業計画・授業内容 Course Plans and Contents |
1〜2 まず、本講義のガイダンスを行い、授業日程・評価方法・参考書などを説明した後、蔬菜園芸・蔬菜園芸学の定義を行う。さらに、蔬菜類全般について植物学的分類、園芸学的分類、生態的分類を行い、各種蔬菜類を系統的に理解させる。
3 蔬菜の生産と消費について、生産の現状と動向を中心に諸外国の事情や流通なども絡めて解説する。また栽培様式について施設、露地栽培などを中心に比較解説する。
4〜5 作型の決定要因について、品種の発達と分化、栽培様式や、経営的特性などを絡めて総合的に解説する。また、蔬菜の育種の進展経緯や現状について、生態育種、抵抗性育種、一代雑種育種、繁殖方法などの点から平易に解説する。
6 これまでのまとめ、中間試験
7〜8 栽培環境特に気象環境と蔬菜の生育について、光・温度・湿度・CO2等の環境制御法と蔬菜の発育生理を関係づけて実際栽培を例示しながら解説する。
9〜10 蔬菜の成長と発育について種子の発芽、葉茎の成長、地下部の成長、花成と抽だい、果実の発育と肥大などの点から体系的に説明し、最新の研究課題も幅広く解説する。
11〜12 栽培環境のうち地下部環境と蔬菜の生育について、養水分吸収、無機栄養、連作障害などの観点から実際栽培の事例を幾つか挙げて解説する。最新の養液栽培技術や隔離栽培の技術などについても紹介する。
13〜14 一般的な栽培管理法について、実際栽培で行われている具体的な土壌管理、作物管理、病害虫管理等の技術に分けて体系的に説明する。代表的な作物については、具体的な管理法の概要についても概説する。
15 まとめ授業
16 試験
上記講義内容について、簡単な講義資料を配付するので、その内容について事前の予習・復習を行って欲しい。
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キーワード Keywords |
蔬菜園芸,蔬菜育種,作物生理,栽培生理,作型 |
教科書・参考書 Textbooks/Reference Books |
講義内容の資料を配布します。また参考書として下記のものがあります。
野菜園芸学の基礎/篠原温[ほか]著.−東京:農村漁村文化協会,2014.3
蔬菜園芸学/伊東正[ほか]著.−東京:川島書店,1990.6
野菜園芸学/金浜耕基[ほか]著.−東京:文永堂出版,2007.9
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評価方法・基準 Evaluation Procedures and Criteria |
出席状況と実施する試験の評点で総合的に判定する。
中間試験・期末試験の評点、レポート評点等により総合的に判断する。(出席は必要要件)
中間・期末試験では、講義資料等の持ち込みを前提とするが、単なる講義内容の暗記ではなく、講義内容を基に蔬菜園芸学・蔬菜園芸産業の概要を体系的に理解できているかどうかを評価する。 |
関連科目 Related Courses |
栽培・育種学概論、植物生理学、果菜栽培論、葉根菜栽培論、農場実習T、農場実習U,栽培・育種学専門実習 |
履修要件 Prerequisite |
特になし(栽培・育種学概論 履修者が望ましい。) |
備考 Remarks |
講義は,8:50から開講です。
出席日数が足りない場合には,補講を受講することが必要です。
中間試験,期末試験を受験しなかった人は正当な理由があれば再試験を行います。 |