学科(専攻)・科目の種別等
Department/Division

総合文化研究専攻(M)
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授業コード
Class Code
I24300101 科目コード
Course Code
I243001
授業の方法
Course Type
演習 単位数
Credits
2
期別
Semester Offered
前期 曜日・時限
Day & Period
火5
授業科目
Course Title

言語分析基礎論

Foundations of Linguistic Analysis
副題
Subtitle
分析哲学の原典講読
担当教員
Instructor
山田 圭一
履修年次/セメスター
Students' Year/Semester to take the Course
1,2 時間数
Total Hours
30 受入人数
Maximum Number of Students
 
受講対象
Students for whom Course is Intended
自学部他学科(自研究科他専攻)  
Students of Other Departments
他学部(他研究科)
Students of Other Schools
科目等履修生
Non-degree Students
 
概要
Brief Description
現代哲学に今なお大きな影響を与え続けているウィトゲンシュタインのテキストを丁寧に読解していくことを通じて、現代哲学の基本問題についての考察を深めていく。
目的・目標
Objectives and Goals
一人の哲学者の思考にじっくりと寄り添いながらテキストを読解していくことを通じて、哲学的な謎が立ち現われる現場に立ち会うとともに、哲学的な思考の深め方を身につけていく。
授業計画・授業内容
Course Plans and Contents
 本セメスターでは前年に引き続き、後期ウィトゲンシュタインの主著である『哲学探究』の第二部でアスペクト知覚が論じられている箇所を読解していく予定である。
 アスペクト知覚とは、たとえばいわゆるウサギ−アヒル図を「アヒルとして見る」という知覚のあり方であり、ゲシュタルト心理学をはじめとした知覚心理学で馴染みの事象である。本授業では言語と論理の哲学者であったウィトゲンシュタインがどういう問題関心のもとでアスペクト知覚を扱ったのかという基本的な問いのもとで、彼の思考を辿りなおしてみたい。その上で可能であれば、現代の知覚の哲学におけるアスペクト知覚の取り扱い方と対比することによって、ウィトゲンシュタインの知覚の哲学の独自性を考察してみたいと考えている。
 原文はドイツ語であるが、基本的には日本語翻訳を用いて、適宜必要なところで英独対訳版を参照していく。毎回担当者を決めてレジュメを作成してもらう形で進めていく予定である。
キーワード
Keywords
ウィトゲンシュタイン 言語哲学 知覚の哲学 アスペクト
教科書・参考書
Textbooks/Reference Books
ウィトゲンシュタイン全集八巻『哲学探究』藤本隆志訳、大修館書店、一九七六年。
Wittgenstein, L.(1953),Philosophical Investigations,2nd edition,Blackwell.
評価方法・基準
Evaluation Procedures and Criteria
レジュメ担当や議論等における貢献度で評価する。
関連科目
Related Courses
言語分析基礎論
履修要件
Prerequisite
原典はドイツ語であるが、ドイツ語は読めなくても構わない。粘り強く考える姿勢さえあるならば。