学科(専攻)・科目の種別等
Department/Division

文学部共通科目
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授業コード
Class Code
L11938201 科目コード
Course Code
L119382
授業の方法
Course Type
講義 単位数
Credits
2
期別
Semester Offered
後期 曜日・時限
Day & Period
木2
授業科目
Course Title

精神医学b

Psychiatry b
担当教員
Instructor
橘川 清人
履修年次/セメスター
Students' Year/Semester to take the Course
2,3,4
教室等
Classroom
マルチメディア講義室
概要
Brief Description
精神医学bでは、はじめに総論の補足として人の発達の道筋とライフサイクルについて概説する。各論として精神医学的問題をとりあげ、精神科治療の要点に触れる。また、精神科臨床に関わる範囲内で、家族、現代社会について考察する。
目的・目標
Objectives and Goals
精神医学が扱う病の三つの層のうち、人間であること、および現代の特異な社会状況と深く関わる二つの層の比重が大きい精神医学的問題について学習・考察する。
授業計画・授業内容
Course Plans and Contents
精神医学bでは、はじめに総論の補足として人の発達の道筋とライフサイクルについて概説する。各論として(いわゆる)神経症圏の病態(病因論がもっとも揺らいでいる領域)、パーソナリティ障害(境界性パーソナリティ障害、自己愛パーソナリティ障害など)、摂食障害(拒食・過食)、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、児童思春期の諸問題(発達障害、不登校、いじめなど)、引きこもりなど、精神疾患を形作る三層(【精神医学a】シラバス参照)のうちA人間であるがゆえに被る層、およびB現代という歴史的・文化的に特異な社会状況と深く関わっている層の二つの比重が大きい精神医学的問題を取り上げる。心理・社会的規定の大きな領域ではあるが、可能な範囲で昨今の生物学的アプローチによる成果も紹介したい。また精神科臨床に関わるかぎりで、時代とともに家族がどう変容してきたか、現代とはいかなる時代であるのかというテーマにも触れる。現代社会を生きるわれわれにとって、これらの諸問題について考えることは、自らの内がわをのぞき込むことでもあり、また自らを時代と社会のなかに位置づける作業でもある。

 なお、精神科治療については各論においてその要点に触れ、最後に総論的なことを述べる予定である。
教科書・参考書
Textbooks/Reference Books
プリント中心.

参考書は随時紹介する.
評価方法・基準
Evaluation Procedures and Criteria
前期に準ずる。
履修要件
Prerequisite
なるべく精神医学aも受講してほしい。