学科(専攻)・科目の種別等
Department/Division

地球生命圏 生物学コース
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授業コード
Class Code
S22107501 科目コード
Course Code
S221075
授業の方法
Course Type
講義 単位数
Credits
2
期別
Semester Offered
前期 曜日・時限
Day & Period
火4
授業科目
Course Title

系統学特論

Advanced Lecture on Phylogenet
担当教員
Instructor
綿野 泰行,朝川 毅守
概要
Brief Description
この講義では、分子進化の基本概念について学び、さらに様々な系統構築法(距離行列法、最節約法、最尤法、ベイズ法)の原理と実践について、系統解析のコンピューターソフトウェアを実際に使って、学習を行う。
目的・目標
Objectives and Goals
DNAの塩基配列を用いた遺伝子や生物の系統推定は、様々な生物学分野での一般的解析手法となっている。配列データを用いた系統解析について、正しい原理の理解と、実践的な解析手法を身につけることを目的とする。
目標:
1)分子進化の素課程が理解できる。
2)公的DNAデータベースから目的の塩基配列情報を検索し、ダウンロードできる。
3)配列のアラインメントができる。
4)複数の手法での系統解析ができる。
授業計画・授業内容
Course Plans and Contents
1)ガイダンス:使用するプログラムの入手法
2)分子進化と遺伝的浮動
  ・中立突然変異が固定する機構
  ・プログラム:エクセル
3)DNAデータベース:検索とダウンロード
  ・DNAデータベースとファイルフォーマットの勉強
  ・プログラム:メモ帳, ClustalX
・近隣接合法:MEGA
4)coalescent theory
  ・系統のソーティング
  ・species treeとgene treeの不一致:MCcoal
5)最節約法
  ・最節約法の原理と実際
  ・プログラム PAUP
6)最尤法
  ・分子進化のモデルと最尤法の実際
  ・プログラム:ModelTest, PAUP

キーワード
Keywords
molecular evolution, sequence database, phylogeny inference
教科書・参考書
Textbooks/Reference Books
Phylogenetic Trees Made Easy: A How-to Manual. Barry G. Hall (著) Sinauer Associates Inc ; ISBN:0878933123 ; 2nd ed.
評価方法・基準
Evaluation Procedures and Criteria
毎回の授業の最後に、課題の提出を求める。
試験は行わない。
確実に毎回のレポートを遅れないで、こなすことが重要。
関連科目
Related Courses
系統解析論:この系統学特論の上級版である。