学科(専攻)・科目の種別等
Department/Division

幼児
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授業コード
Class Code
E1O410501 科目コード
Course Code
E1O4105
授業の方法
Course Type
講義・演習 単位数
Credits
2
期別
Semester Offered
通期 曜日・時限
Day & Period
火3
授業科目
Course Title

幼児教育学演習

Seminar in Early Childhood Education
担当教員
Instructor
冨田 久枝
履修年次/セメスター
Students' Year/Semester to take the Course
3年次/通年 時間数
Total Hours
30 受入人数
Maximum Number of Students
20〜25
受講対象
Students for whom Course is Intended
自学部他学科(自研究科他専攻)  
Students of Other Departments
他学部(他研究科)
Students of Other Schools
 
科目等履修生
Non-degree Students
教室等
Classroom
教4501
概要
Brief Description
幼児教育に関する科目として幼稚園教員免許取得には必修科目である。
前期
幼児教育に関してタビストック研究所(イギリス)で研究されている子どもの発達に関する英語の文献を前期では読み、日本の発達的視点との違いを検討する。後期は、幼児教育では欠かせない教材に着眼し、絵本などの視聴覚教材や伝承遊びのような伝統的な乳幼児を取り巻く表現文化について実践を通しながらその発達的視点を考察していく。
後期
幼児教育に関して教育実習における学びを振り返り、日本の子どもの発達的視点について検討する。さらに、幼児教育では欠かせない教材に着眼し、絵本などの視聴覚教材や伝承遊びのような伝統的な乳幼児を取り巻く表現文化について実践を通しながらその発達的視点を考察していく。また機会をみて、実際の幼児教育の現場での幼児の活動観察も行い、レポートをまとめる。
目的・目標
Objectives and Goals
幼児教育における子ども発達の理解とその支援について、その基礎となる理論や方法論について外国の乳幼児教育研究と比較し、日本の幼児教育について再考しより良い幼児教育のあり方を考察する。また、実際的な幼児の発達の姿に着目し、その発達を支える教育内容の開発や検討を行う中で、実践的な力を身に着ける。
本科目は「幼児教育に関する科目」群にあり、幼稚園教員免許の選択必修科目である
授業計画・授業内容
Course Plans and Contents
授業計画(前期)
1.幼児教育における実践と子ども理解について
2.乳児の理解と援助@(胎児期と乳児期前期)
3.乳児の理解と援助A(乳児期後期の発達)
4.1歳までの子ども理解と援助@(遊びと言葉)
4.1歳までの子ども理解援助A(家族と生活)
5.2歳までの子ども理解と援助@(家族との関連)
6.2歳までの子ども理解と援助A(社会化と発達)
7.3歳までの子ども理解と援助@(めざましい発達)
8.3歳までの子ども理解と援助A(外界との出会いと遊びの広がり)
9.4歳までの子ども理解と援助@(仲間関係の育ち)
10.4歳までの子ども理解と援助A(遊びと安全性)
11.5歳までの子ども理解と援助@(就学に向けて)
12.5歳までの子ども理解と援助A(知的発達の姿)
13.6歳までの子どもの理解と援助@(知的発達:読むこと、考えること)
14.6歳までの子どもの理解と援助A(日常生活とその重要性)
15.障害を持った子ども理解と援助
16.定期試験実施せず
授業計画(後期)
1.前期授業を振り返って(乳幼児期の発達と援助)
2.子どもの発達と表現・文化とは
3.生活と遊びの中の表現―感じること・考えること@(絵本との出会い)
4.生活と遊びの中の表現―感じること・考えることA
  (視覚教材の可能性とその活用)
5.生活と遊びの中の表現―イメージを広げること@(伝承的な遊びとの出会い)
6.生活と遊びの中の表現―イメージを広げることA
  (伝承的な遊びの実際とその意味)
7.生活と遊びの中の表現―様々な表現を楽しむ@(音楽や造形との出会い)
8.生活と遊びの中の表現―様々な表現を楽しむA(言葉の表現と遊び)
9.実践演習:遊びから自己表現活動へ@(個の遊びの発達)
10.実践演習:遊びから自己表現活動へA(集団での遊びの発達)
11.実践演習:遊びから自己表現活動へB(ごっこ遊びの発達)
12.これからの保育臨床(構成的グループエンカウンターの活用 )
13.これからの保育臨床(インリアルアプローチの活用)
14.これからの保育臨床(ネイチャーゲームの活用)
15.子どもの自己表現を支える幼稚園・保育所の在り方
16.定期試験験は実施せず
(小論文を課します)
キーワード
Keywords
乳幼児期の発達
年齢別の発達
教科書・参考書
Textbooks/Reference Books
テキスト 
  授業中に呈示します。
参考書・参考資料等 
  「幼稚園教育要領」、「保育所保育指針」その他プリントを配布予定
評価方法・基準
Evaluation Procedures and Criteria
課題提出50%(授業中2〜3回小論文などを課す)
受講態度や受講状況30%、演習への取り組み20%
関連科目
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幼児教育学概説
保育内容(5領域)
履修要件
Prerequisite
幼稚園教員養成課程の学生および教育学部の学生